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トラストテック Research Memo(6):2017年6月期第2四半期決算は期初予想比上ブレで着地

2017/4/3 16:05 FISCO
*16:05JST トラストテック Research Memo(6):2017年6月期第2四半期決算は期初予想比上ブレで着地 ■業績動向 1. 2017年6月期第2四半期決算の概要 トラスト・テック<2154>の2017年6月期第2四半期決算は、売上高20,471百万円(前年同期比40.7%増)、営業利益1,306百万円(同18.0%増)、経常利益1,283百万円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する四半期利益726百万円(同12.9%増)と2ケタの増収増益となり、過去最高を更新した。 期初予想との比較では、売上高は3.4%上回ったほか、営業利益以下の各利益項目もそれぞれ、14.4%、14.7%、10.1%上回っての着地となった。これを反映して、通期ベースの期初予想に対する進捗率は、売上高が48.7%と50%に迫り、各利益項目では40%前後の水準となった。 2017年6月期第2四半期においては、高い有効求人倍率に象徴されるように、国内雇用情勢は良好な環境下にあり、同社を含めた人材サービス業界への需要も強い状況が続いた。その背景には産業用機械や電子部品・デバイスなどの堅調な生産や、個人消費の堅調な推移などがある。 こうしたなか同社は、国内においては、技術系領域、製造系領域ともに収益を伸ばした。技術系領域は売上高12,418百万円(前年同期比20.3%増)、営業利益1,292百万円(同30.3%増)と大幅な増収増益となった。技術者派遣・請負に対する需要が強基調で推移するなか、技術系社員数が想定以上に順調に増加したことが要因だ。後述するように海外領域の営業損失は想定よりも拡大したが、それを補って全社ベースの利益が期初予想を上回って着地したのは、技術系領域の好調に負うところが大きいとみられる。 製造系領域は売上高4,308百万円(同4.3%増)、営業利益171百万円(同61.4%増)となった。技術系領域と比較して製造系領域の増収率が低く見えるが、通期予想に対する進捗率は49.0%となっており、技術系領域同様に、順調な進捗状況にある。 海外領域は、2016年8月に子会社化したMTrecの収益が貢献し、売上高は前年同期比47.6倍の3,756百万円に達した。営業利益段階では141百万円の損失となったが、これはMTrecののれんの償却に加え、買収関連の一時的費用を全額、今第2四半期に計上したことが主たる要因だ。夏場の2016年8、9月に一時的に売上高が想定よりも下回ったため、営業損失幅が想定よりも拡大したが、このマイナス分は下期に入って取り返すことができているもようだ。買収関連の特殊・一時的費用の影響を排除できるEBITDA(営業利益+のれん償却+減価償却費+買収一時費用)で見ると、今第2四半期のEBITDAは135百万円で、前年同期の-0百万円から大きく改善し、対売上比率では3.6%に達している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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