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イデアインター Research Memo(8):収益性を重視して慎重に意思決定。ハイブリッド型店舗を今後拡大予定

2017/3/28 16:26 FISCO
*16:26JST イデアインター Research Memo(8):収益性を重視して慎重に意思決定。ハイブリッド型店舗を今後拡大予定 ■中長期の成長戦略 3. 直営店出店の拡大 イデアインターナショナル<3140>は小売事業における直営店について2016年12月末時点で20店舗を展開している。成長戦略の一環として、年間15店舗の出店ペースを目安に成長投資を行うとしている。 同社にとって出店の環境は好転してきている状況だ。現在、ショッピングモール等の商業施設においてアパレル店舗の閉店が相次いでいる。商業施設の運営者(デベロッパー)が空いたスペースの後継テナントとして同社を含めた雑貨業界に注目しているのが今の状況だ。商品のブランド認知度が向上してきていることもあり、同社に対してデベロッパーからの出店要請が数多く寄せられている状況にある。 しかし、現実の同社の動きは慎重だ。“年間15店”という数字にとらわれるのではなく、収益性の数字を重視した意思決定を行っているためだ。2017年6月期は第2四半期までにわずか1店の新規出店(ルミネ池袋店)にとどまっている。他に出店が確定している案件が8件あるが、一部は2018年7月期中の出店予定のため、2017年6月期中の新規出店数は5店前後とみられる。 一方、前述のようにデベロッパーから持ち込まれる案件は多く、出店検討中の案件数は30を超えているもようだ。同社は賃料や立地、出店先施設全体の集客力などを慎重に見極めながら出店の可否を決定していく方針だ。 最近増えているアパレル店舗の跡地は、同社が運営する店舗には大きすぎるケースも多い。これに対して同社は、複数の店舗業態・ブランドを展開している強みを生かし、複数の業態を組み合わせるハイブリッド型店舗などで対応していく方針だ。2017年6月期第1四半期にルミネ池袋に出店した店舗もIDEA SEVENTH SENSE/Terracuoreのハイブリッド型で、累計は3店舗となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ライフスタイル商品ブランド「ブルーノ」、トラベル商品ブランド「ミレスト」等を手掛ける。RIZAPグループ傘下。卸売、直営店、Eコマースが販路。商品企画力などが強み。海外市場でブランド認知度向上を図る。 記:2024/10/03