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デリカフーズ Research Memo(7):エリア別では奈良FSセンターの稼働率上昇で関西が好調

2017/3/27 15:23 FISCO
*15:23JST デリカフーズ Research Memo(7):エリア別では奈良FSセンターの稼働率上昇で関西が好調 ■デリカフーズ<3392>の業績動向 2. 部門別、エリア別動向 部門別の売上高で見ると、カット野菜が前年同期比12.7%増の9,600百万円、ホール野菜が同7.9%増の13,270百万円、その他が同10.1%増の3,152百万円となった。厨房での省力化や調理の短時間化、ごみ減量化、衛生面のメリットから外食、中食業界問わず、カット野菜の需要が拡大している。その他部門については日配品や業務委託分の売上高が伸びたほか、外食企業向けのコンサルティング業務や青果物の受託分析サービスなども堅調に推移した。また、2015年5月より開始した韓国企業2社向けのコンサルティングサービス(カット野菜の製造ノウハウの供与)も継続しており、前年同期並みの売上高を計上している。 エリア別の業績を見ると関東地区(東北、九州地区含む)の売上高は前年同期比10.1%増の16,920百万円、経常利益は同79.2%減の81百万円となった。西東京FSセンターの稼働等によって、新規顧客の開拓や既存顧客での取引シェアが拡大し売上高は好調に推移したが、利益面では天候不順の影響による野菜調達価格の高騰や野菜品質悪化に伴うカット野菜の作業効率低下及び廃棄ロスの増加があったこと、西東京FSセンターの立ち上げ費用等の負担増などが減益要因となった。 東海地区の売上高は前年同期比0.9%増の3,857百万円、経常利益は同27.2%増の140百万円となった。売上高は大手外食チェーンの購買比率見直しやキャンペーン縮小等に伴う既存顧客の販売減が影響して微増収にとどまったが、利益面では天候不順によるマイナスの影響を、在庫管理の徹底による廃棄ロスの削減や物流体制の整備による物流コストの削減でカバーして2ケタ増益となった。 近畿地区の売上高は前年同期比18.0%増の5,258百万円、経常利益は同250.9%増の157百万円となった。売上高は奈良FSセンターの稼働率向上や、積極的な営業活動による新規顧客の獲得が寄与して、エリア別では最も高い増収率となった。利益面では、天候不順によるマイナスの影響があったものの、奈良FSセンターの稼働率上昇に伴う収益貢献でカバーして増益となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25