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RIZAPーG Research Memo(2):第2四半期は大幅増収増益で着地、各利益は修正予想を大幅に上回る

2017/1/19 7:52 FISCO
*07:52JST RIZAPーG Research Memo(2):第2四半期は大幅増収増益で着地、各利益は修正予想を大幅に上回る ■2017年3月期第2四半期決算の分析 RIZAPグループ<2928>の2017年3月期第2四半期は売上収益41,507百万円(前年同期比61.6%増)、営業利益6,393百万円(同325.5%増)、税引前利益6,064百万円(同364.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益4,262百万円(同423.3%増)と大幅増収増益で着地した。 同社は第1四半期決算時に、第2四半期(累計)見通しを上方修正したが、実績は、売上収益こそ修正予想に対して若干未達となったものの、営業利益以下の各利益項目は修正予想を大幅に上回っての着地となった。 今第2四半期決算は、第1四半期決算でみられた流れが、順調に継続していることを確認できた決算だったと弊社では考えている。第1四半期の(株)日本文芸社、(株)三鈴、パスポート<7577>に続き、7月にはマルコ<9980>を子会社化した。これらのM&A企業の収益貢献と従来からのグループ企業によるオーガニック・グロースとがあいまって第2四半期累計期間の売上総利益は前年同期比31.0%増の21,199百万円となり、売上高売上総利益率は51.1%となった。販管費は同31.7%増の19,232百万円に抑制され、売上高販管費率は46.3%と、前年同期の56.8%から低下した。M&A企業3社からの負ののれんによってその他の収益が4,687百万円に膨らんだこともあり、営業利益は6,393百万円と、半期ながらも同社の過去最高を更新した。 セグメント別は以下のとおりだ。 美容・健康関連事業は売上収益17,392百万円(前年同期比21.1%増)、営業利益4,700百万円(同124.8%増)となった。RIZAP事業では新規会員が月間2,000人前後での増加ペースが維持できている一方、紹介による入会の比率向上やライフサポート・プログラムへのリピート率(再契約率)の向上などで、収益性が上昇したとみられる。健康コーポレーションの通販事業は広告宣伝の先行投資を行う一方、定期購入客の継続率向上に注力した。新規連結のマルコは広告を使った新規顧客の獲得など、新たな販売施策に取り組んだ。 アパレル関連事業は売上収益5,444百万円(前年同期比20.1%増)、営業利益50百万円(前値同期は221百万円の損失)となった。マタニティ関連を扱う(株)エンジェリーベが堅調に推移したほか、婦人服・紳士服を扱う(株)アンティローザは好調ブランドの大幅拡大に向けた準備を進めた。また、婦人服の(株)馬里邑、夢展望<3185>は経営改革を進めた。第1四半期にグループ入りした三鈴も経営改革をスタートさせた。 住関連ライフスタイル事業は売上収益13,167百万円(前年同期比328.1%増)、営業利益642百万円(前値同期は25百万円の利益。2,417.4%増)となった。イデアインターナショナル<3140>はホットプレート等のキッチン家電やトラベル用品が順調に販売を伸ばした。注文住宅の(株)タツミプラニングは2016年2月にグループ入りし今第2四半期決算で売上収益の大幅増収の要因となるとともに、自身の業績も順調に伸長した。雑貨チェーンのパスポートは2016年5月にグループ入りした後、業績回復に向けてアクションプランの作成や在庫処分などに取り組んだ。 エンターテイメント事業は売上収益5,772百万円(前年同期比39.4%増)、営業利益1,613百万円(前値同期は117百万円の損失)となった。SDエンターテイメント<4650>はシネマ事業の好調やゲームの新規店舗効果に加え、2015年5月に子会社化した介護事業などが貢献した。2016年4月にグループ入りした出版の日本文芸社は、メディア戦略としてのシナジー拡大に取り組んだ。なお、日本文芸社の買収に伴い負ののれん1,483百万円が発生し、セグメント営業利益を押し上げた。 四半期ベースの推移を見ると、売上高は順調に拡大している。一方、営業利益は、第2四半期単独期間の営業利益は、第1四半期比で28.4%の減益となった。売上総利益は第2四半期単独期間は第1四半期比8.3%の増益となっているが、販管費が第2四半期単独期間に同32.6%増となっており、販管費の増加による営業減益だったことがわかる。販管費増加の内容は広告宣伝費の増加だったものと弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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