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アトラエ Research Memo(9):上場により、潤沢な事業資金を確保、「Green」の好調により利益率も上昇

2016/12/20 15:36 FISCO
*15:36JST アトラエ Research Memo(9):上場により、潤沢な事業資金を確保、「Green」の好調により利益率も上昇 ■アトラエ<6194>の決算動向 (2)財務状態 貸借対照表について見ると、2016年9月末の総資産は1,409百万円となり、前期末に比べ1,010百万円増加した。内訳を見ると、流動資産が989百万円増加した。これは、株式上場による資金調達や業績好調による当期純利益の計上などにより現金及び預金が948百万円増加したことと、事業拡大に伴い売掛金が26百万円増加したことなどによる。また、将来使用見込みのない固定資産の減損及び減価償却により有形固定資産が10百万円減少したものの、投資その他の資産が31百万円増加したために固定資産も21百万円増加した。 負債合計は前期末比119百万円増加し255百万円となった。これは、未払法人税等の増加100百万円や未払消費税等の増加18百万円などにより流動負債が119百万円増加したことによる。 純資産は1,153百万円となり前期末に比べ891百万円増加した。株式上場に伴う新株発行により資本金及び資本剰余金がそれぞれ319百万円増加したことに加えて、当期純利益の計上により利益剰余金が252百万円増加したことによる。 キャッシュ・フローの状況については、2016年9月末の現金及び現金同等物は前期末に比べ948百万円増加し、1,263百万円となった。営業キャッシュ・フローは、売掛金の増加26百万円、法人税等の支払額35百万円が減少要因として働いたものの、税引前当期純利益367百万円、未払消費税等の増加18百万円、減損損失8百万円の増加要因により、348百万円の収入となった。一方、投資キャッシュ・フローは、敷金の差入による支出で24百万円の支出となった。対照的に、財務キャッシュ・フローは、株式発行による収入により624百万円の収入となった。 経営指標を見ると、健全性を表す自己資本比率は上場による資金調達により81.9%、流動比率は530.5%とそれぞれ極めて高い水準となり、結果として潤沢な事業資金を確保した。一方、収益性を表す指標について見ると、「Green」の事業拡大による大幅増益により営業利益率は29.7%と前期に比べ18.5ポイント上昇したほか、自己資本当期純利益率(ROE)も新株発行により自己資本が大幅に増大したにもかかわらず35.8%へ前期末に比べ7.8ポイント上昇した。今後については、上場で調達した潤沢な資金を活用し、新規事業の拡大及び主力事業の収益性をさらに向上させることが当面の課題と言える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 ) 《YF》
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