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ハピネット Research Memo(5):17/3期通期は増収、2ケタ増益の見通し

2016/12/20 15:29 FISCO
*15:29JST ハピネット Research Memo(5):17/3期通期は増収、2ケタ増益の見通し ■業績動向 (2) 2017年3月期の業績予想 ハピネット<7552>の2017年3月期の連結業績は、売上高190,000百万円(前期比1.5%増)、営業利益4,000百万円(同15.9%増)、経常利益4,000百万円(同14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,600百万円(同10.2%増)が予想されており、期初予想と変わっていない。上半期の業績は予想を下回ったものの、通期の業績は年末年始商戦によって大きく左右されるため期初予想を変えていない。主力の玩具事業は特に大きなヒット商品を見込んでいないことから前年並みが予想されており、利益増のほとんどはビデオゲーム事業の回復(損失から利益化)によるもの。 同社は各事業部門において以下のような施策を実行すると述べている。 a)玩具事業 売上高78,000百万円(前期比1.5%増)、セグメント利益2,900百万円(同1.8%増)が予想されている。「妖怪ウォッチ」のような大きなヒット商品を見込んでいないことからほぼ前期並みの予想となっている。流通事業では以下のような施策を実行する計画だ。 1)需要予測と仕入機能を強化し、適正在庫の維持と処分損金の圧縮を図る。 2)オリジナル店頭什器活用による主力商品投入拡大と店頭一等地売場を確保する。 期待される商品群としては、仮面ライダーエグゼイドの「DXゲーマドライバー」、アプリモンスターズの「アプリドライブ」、妖怪ウォッチの「DX妖怪ウォッチドリーム」、「DXエンマブレード」、ウルトラマンオーブの「DXオーブリング」、「DXオーブカリバー」などがある。 コンテンツ事業の施策としては、最大の商戦期であるクリスマス・年末年始商戦に向けて、定番の女児玩具とラジオコントロールに傾注し、売上の最大化を目指す。 b)映像音楽事業 売上高は38,000百万円(前期比1.0%減)、セグメント利益500百万円(同7.3%増)とほぼ前期並みを予想している。市場全体は縮小が予想されるが流通事業での重要施策としてまずはシェアアップを狙う。そのための具体的な施策として、セールの実施とホームセンター、GMSでの展開を強化して販売の拡大を図る。また下期以降に発売される主力タイトルの受注強化を図る。 コンテンツ事業ではアニメを中心に自社幹事作品に注力する。またライツビジネスを拡大させ、コンテンツ保有による利益の最大化を図る。今後の期待される作品としては、「キセキ」、「新宿スワンII」、「フリップフラッパーズ」などがある。 c)ビデオゲーム事業 売上高は50,000百万円(前期比0.0%減)、セグメント利益500百万円(前期は43百万円の損失)を予想している。流通事業においては、年末年始商戦に向けて、主力タイトルの受注を強化する。大手法人に対して特典付き販売の提案を行い売上の最大化を図る計画だ。今後の期待商品としては、【3DS】「ポケットモンスターサン/ムーン」、【PS4/XboxONE】「ファイナルファンタジー15」などがある。また任天堂が2017年3月発売予定の新型ゲーム機「Nintendo Switch」については、まだ詳細情報が発表になっていないので、今期については計画に含めていないとのこと。 コンテンツ事業ではヒット作である【3DS】「12歳。」のプロモーションを強化し、売上の最大化を目指す。アニメ第2期が10月から放送がスタートしているが、これに合わせて番組提供枠TVCMで商品を紹介していく。さらに小学館発行の「ちゃお」にてタイアップ記事を長期展開する。 d)アミューズメント事業 売上高24,000百万円(前期比9.0%増)、セグメント利益1,500百万円(同9.2%減)を予想している。下期の施策としては、イベント販売の実施を強化する。具体的には駅構内でのカプセル玩具イベント販売を強化する。また新規ロケーションの開拓も積極的に行う計画で、具体例として成田国際空港第1ターミナル中央ビル5階、関西国際空港第1ターミナル1階到着フロアなどがある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YF》
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大手玩具卸。映像や音楽、ビデオゲーム、アミューズメント関連の商材を扱う。バンダイナムコが大株主。映像音楽事業は収益伸長。好調な自社企画グッズの販売等が寄与。特別利益計上。24.3期3Qは大幅最終増益。 記:2024/04/16