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アトラエ Research Memo(1):17年9月期は「Green」の一段の利用拡大と新規事業の収益化を目指す

2016/12/20 15:20 FISCO
*15:20JST アトラエ Research Memo(1):17年9月期は「Green」の一段の利用拡大と新規事業の収益化を目指す アトラエ<6194>は、人工知能(AI)やビッグデータ解析技術等のテクノロジーの活用により求職者と求人企業の最適な人材のマッチングを行うインターネット人材紹介会社で、テクノロジー×HR※領域(いわゆる、HR tech)のリーディングカンパニー。主力サービスの成功報酬型求人メディア「Green」(グリーン)の企画・運営のほか、テクノロジーを活用した新規事業の企画・開発・運営にも積極的に取り組む。企業ビジョンとして「世界中の人々を魅了する会社を創る」を掲げ、テクノロジーを駆使することにより、従来の人材紹介サービスでは提供し得なかった価値を提供するべく、事業を展開する。 ※HR(Human Resource)とは企業の人的資源に関わる人材サービスの領域を指す。人材サービスには人材派遣、人材紹介、業務請負、求人メディアの運営、採用支援、教育研修等がある。 2016年9月期業績は、売上高が前期比56.7%増の1,312百万円、営業利益が同313.9%増の390百万円、当期純利益が同293.6%増の252百万円と大幅な増収増益を記録し、売上高、各利益ともに過去最高を更新したほか、会社計画(売上高1,266百万円、営業利益341百万円、当期純利益216百万円)を売上高、各利益とも上回った。大幅な増収増益を確保したのは、良好な事業環境に加えて、「Green」の機能強化や、Webマーケティングの強化などの取り組みを行った効果が顕在化し、入社人数が1,416人(前期比42.0%増)、新規登録求人企業数が558社(同47.2%増)となったこと、生産性を意識し、テクノロジーを駆使した効率的な事業運営を行ったことが要因。この結果、営業利益率は29.7%となり、前期に比べ18.5ポイント上昇した。 2017年9月期は、売上高が前期比34.7%増の1,768百万円、営業利益が同26.1%増の491百万円、当期純利益が同32.7%増の335百万円と2ケタ増収増益が続く見通し。入社人数の増加に応じて成功報酬売上が順調に拡大(伸び率は48.2%)し、「Green」の継続的な成長が続くとみている。なお、継続的な成長を遂げるために、1)新規事業向けを中心とした技術力及び開発力向上のためのエンジニアの獲得、2)Green利用者数の拡大、3)新規事業(完全審査制AIビジネスマッチングアプリ「yenta」と組織改善プラットフォーム「wevox」)の収益化、——の3点を課題として掲げている。一方、同社の強みである組織力の更なる強化のために、2016年11月17日に在籍する全社員(35人)に対して、日本の上場企業として初めてとなる特定譲渡制限付株式の発行を決議した。 弊社では、同社を取り巻く事業環境は当分の間良好な状態が続き、主力の「Green」が同社の成長エンジンとしての役割を果たし、業績は順調に拡大すると予想している。しかし、中期的に成長を持続するには、新規事業の開発・収益化による事業ポートフォリオの拡充が不可欠となるため、同社が2017年9月期の課題として掲げている新規事業「yenta」及び「wevox」の収益化の状況について注目する。 ■Check Point ・2016年9月期は主力の「Green」の順調な拡大により大幅増収増益を確保、2017年9月期も最高益更新計画 ・強みである組織力の更なる強化を目的に全社員に日本の上場企業として初めて特定譲渡制限付株式を交付 ・事業ポートフォリオ拡充のため、2017年9月期中の新規事業の収益化を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 ) 《YF》
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成果報酬型のIT転職サイト「Green」を運営。「Green」はビッグデータ解析などの技術を駆使し最適なマッチングを実現。組織力向上ツールは提携で伸長。成果報酬の転職サイトも堅調、仲介効率改善が奏功。 記:2024/07/24