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カドカワ Research Memo(8):2019年3月期に営業利益18,000~20,000百万円の達成を目指す

2016/12/12 16:01 FISCO
*16:01JST カドカワ Research Memo(8):2019年3月期に営業利益18,000~20,000百万円の達成を目指す ■カドカワ<9468>の中期ビジョン 2015年5月に「2016年3月期−2018年3月期 中期ビジョン~新しい挑戦、そして成長市場へ~」を発表。2016年3月期を新規事業・サービスへの積極投資期間、2017年3月期をそれらの育成期間と位置付け、収穫期である2018年3月期に売上高230,000百万円、営業利益18,000百万円~20,000百万円を達成する目標を打ち出した。具体的には、1)書籍IP事業の成長、2)ゲーム情報ポータル事業の成長、3)ポータル事業の成長、4)教育事業への参入、の4つの事業拡大が基本戦略となっている※。 ※セグメントの変更については未反映。 2017年3月期の積極投資の実施により、投資の育成期間と位置付けていた2017年3月期が2016年3月期と同様に新規事業、サービスへの積極投資を継続する期間へ変更されたことに伴い、中期ビジョンの目標達成時期は2018年3月期から2019年3月期へ変更され、1年後ろ倒しとなる見通しであると公表した。 弊社では、今回の決算内容は、出版事業の収益力の高位安定が鮮明になってきたことや、小説投稿サイト「カクヨム」の成長、「闘会議」が前年を上回る会場来場者、ネット来場者となり、日本のゲーム市場の更なる拡大に貢献していることに見られるように、経営統合のシナジーが着実に進展していることを裏付けるものと評価する。これらに新規事業の開始や既存事業の業態転換のための積極的な投資による効果があいまって、同社の成長ペースが加速することになると弊社では見ている。このため、引き続き積極的な投資の進捗について注目する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 ) 《HN》
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旧KADOKAWAとドワンゴが経営統合。出版・IP創出事業が主力。アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、通信制高校の運営等も。中計では28.3期売上高3400億円目標。出版IP数の拡大などに取り組む。 記:2024/06/13