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カドカワ Research Memo(3):ユニークコンテンツをマルチメディア展開し収益を最大化する統合シナジーが顕在化

2016/12/12 15:54 FISCO
*15:54JST カドカワ Research Memo(3):ユニークコンテンツをマルチメディア展開し収益を最大化する統合シナジーが顕在化 ■強みと事業等のリスク (1)強み カドカワ<9468>の強みとして、出版、映像分野で培った編集力、ユニークコンテンツをマルチメディア展開して収益を最大化させるノウハウ、高度なネットワーク技術から独自のネットワークサービスを生み出しリアルイベントと融合させるなど、ユニークなサービスの創出力を有することが挙げられる。 Webサービスにおいては、niconicoで様々なUGC(User Generated Content)が生まれ、コンテンツを中心としたコミュニティーがユーザーを中心に常に活性化している。加えて近年、ニコニコチャンネルのサービスによって、コンテンツの展開力が拡充している。 出版においては、長年にわたって蓄積された編集力ときめ細かなマーケティング力、プロモーション力により、効率的な生産を行える体制を有し、かつ電子書籍では、自ら運営する「BOOK☆WALKER」が業界プラットフォームに位置付けられるほどの成長を遂げている。さらに、小説投稿サイト「カクヨム」は総PV数が約1億1,700万※、投稿作品数が28,766点※となっており、それらの投稿作品のうち年度内に52点が出版予定となるなど、経営統合のシナジーが顕在化している。 ※2016年9月末時点。 また、海外展開においても積極的に海外拠点づくりを進め、現地での自社コンテンツの翻訳出版やキャラクタービジネスに取り組んでいる。 (2)事業等のリスク 事業等のリスクとして、現在最大の収益柱である出版事業において、紙媒体の書籍市場が同社の想定以上に急速に縮小することと、急拡大している電子書籍市場の伸びが鈍化し、同社が想定しているペースに届かない状況に陥る場合、——などを挙げることができる。 加えて、今後の成長ドライバーと考えられるWebサービス事業において、新規参入により同社のシェアが低下するような事態が生じれば業績が低迷するマイナス要因として働く可能性がある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 ) 《HN》
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旧KADOKAWAとドワンゴが経営統合。出版・IP創出事業が主力。アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、通信制高校の運営等も。中計では28.3期売上高3400億円目標。出版IP数の拡大などに取り組む。 記:2024/06/13