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博展 Research Memo(1):デジタルマーケティング分野などの新規事業やグローバル展開を柱とした中期計画を推進

2016/12/7 7:36 FISCO
*07:36JST 博展 Research Memo(1):デジタルマーケティング分野などの新規事業やグローバル展開を柱とした中期計画を推進 博展<2173>は、展示会や販促イベントの企画・運営など、人と人とが出会う場(空間)におけるマーケティング支援を主力としている。セミナーやカンファレンスの開催支援、店舗・ショールーム等の企画・施工のほか、IT を駆使したデジタルマーケティング支援など、顧客ニーズの高い分野にも注力。顧客との直接取引を主体としたワンストップソリューションによる差別化を図っており、リピート顧客に支えられた指名受注率の高さに特長がある。 同社は、顧客との長期的な関係構築を前提としたマーケティング・パートナーへと進化を図っていく中期ビジョンのもと、デジタルマーケティング分野などの新規事業やグローバル展開を柱とした中期経営計画を推進している。 2017年3月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比6.7%増の3,977百万円、営業損失が245百万円(前年同期は35百万円の利益)と増収ながら減益となり、営業損失に転落した。ほぼすべてのサービスで増収を確保したものの、意欲的な期初計画に対しては出遅れとなった。期初の立ち上がりに営業体制面でややもたつきがあったことに加えて、景気動向の不透明感を背景とした出展規模の見直し(小型化)や、異業種からの新規参入等による競争激化が新規案件の積み上げにブレーキをかけた。また、損益面でも、追加的な投資を含め、成長に向けた先行費用(人材獲得費用やのれん償却費、戦略的M&A関連費用等)の拡大が利益を圧迫した。 2017年3月期通期の業績予想について同社は、売上高予想を据え置く一方、利益予想を減額修正した。修正後の業績予想では、売上高が前期比16.2%増の9,400百万円、営業利益が同29.6%減の120百万円(修正幅:−100百万円)と増収減益となる見通しである。売上高は下期での巻き返しを図るものの、利益面では上期における先行費用の増加分を反映した格好となった。 弊社では、案件自体は増えていることから営業体制の確立と一層の差別化を図ることにより、同社の業績予想の達成は可能であるとみている。また、追加的な投資を含め、デジタルマーケティング分野への先行費用が下期以降の業績にどのように貢献していくのかに注目している。足元の業績は、特に収益性においてやや停滞感が続いているが、IT技術の急速な進展を背景として、これまでの同社の強みとデジタル分野との融合(キラーコンテンツの開発等)により他社との差別化を図り、シェア拡大を目指す同社の戦略には合理性があるものと評価できる。 ■Check Point ・戦略的M&Aによりデジタルマーケティングサービスの強化を図る ・スプラシアを完全子会社化、シナジー創出により更なる成長を目指す ・19/3期に売上高12,500百万円、営業利益600百万円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《TN》
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イベントプロモーション、展示会、ショールーム等の企画・デザイン・施工を行う。リアルイベント分野が主力。ナゴヤドームのドラゴンズワールドなどで実績。BtoBマーケティング事業では案件の内製化進める。 記:2024/10/13