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大幸薬品---第2四半期累計決算は2桁営業増益で着地、店頭販売好調を背景に感染管理事業が復調

2016/11/29 7:44 FISCO
*07:44JST 大幸薬品---第2四半期累計決算は2桁営業増益で着地、店頭販売好調を背景に感染管理事業が復調 大幸薬品<4574>は11月11日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。売上高が前年同期比8.0%減の29.80億円、営業利益が同19.2%増の4.74億円、経常利益が同21.3%減の3.18億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.0倍の2.54億円で着地した。なお、同社は2016年7月5日にアース製薬との資本業務提携を発表。空間除菌及び消臭市場の活性化と新市場の創出などで相乗効果発揮を目指す考えだ。 主力の医薬品事業が減収減益となったものの、感染管理事業が増収に伴い黒字化し、営業増益に貢献した。医薬品事業は、国内の止瀉薬市場停滞を背景に流通在庫が増加し、出荷が低迷。海外でも香港の出荷時期変更の影響や為替の円高影響などが収益を圧迫した。なお、国内止瀉薬市場の流通在庫は2016年9月末時点でほぼ正常化しており、中国向け輸出もライセンス更新が完了し現時点では再開しているようだ。 一方、感染管理事業は、流通在庫の正常化に伴い、インフルエンザの流行などに備える小売店からの受注が増加。小売店の店頭販売も前年同期比11%増で好調に推移し、出荷が伸びた。なお、営業外費用に新工場における未稼働設備関連費用1.23億円と円高に伴う為替差損0.38億円を計上。これらにより経常利益は減益となったが、前年同期にあった特別損失(工場移転費用1.89億円)が解消し、四半期純利益は増加した。 2017年3月期通期は売上高が前期比0.9%増の84.00億円、営業利益が同0.2%増の13.50億円、経常利益が同15.1%減の11.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%増の8.50億円を見込む。第2四半期までの営業利益は非公開の社内計画を上回って順調に進捗しているようだ。医薬品事業は国内シェア減少等により弱含んではいるものの、感染管理事業の店頭販売が足元好調のもようでもあり、第3四半期以降の巻き返しによる通期計画達成が期待される。 《TN》
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正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01