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ヴィレッジV Research Memo(1):悪材料出尽くしとなるか、新たな成長ストーリーを期待

2016/11/25 15:59 FISCO
*15:59JST ヴィレッジV Research Memo(1):悪材料出尽くしとなるか、新たな成長ストーリーを期待 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>は、1986年に名古屋で創業した小売業者。書籍だけでなく、雑貨やCD、DVD類の取扱いも多く、ユニークな陳列方法で「遊べる本屋」をテーマに「ヴィレッジヴァンガード」を展開している。 ○現状 2年連続で純損失を計上し、2016年5月末時点で4,364百万円の債務超過に陥っていたエスニックファッション雑貨の輸入販売を行う(株)チチカカの全株式及び貸付債権の譲渡を2016年8月1日付で完了した。今後は主力のヴィレッジヴァンガードとネット販売などに経営資源を集中し、立て直しを図る。 ○新株予約権の発行 低下した自己資本比率を引き上げる目的で、2016年7月21日にクレディ・スイス証券(株)を割当先とする新株予約権の発行が発表された。新株予約権を権利行使する際は事前に同社の許可が必要など、同社に極めて有利な形での設定となっている。なお、一部報道で転換価格修正条項付き転換社債(MSCB)と誤報されたが、これは行使価格修正条項付きではあるが新株予約権単独であり、MSCBには該当しない。 ○2017年5月期第1四半期決算 10月14日に発表された2017年5月期第1四半期(2016年6月−8月)連結決算は、売上高が前年同期比21.0%減の8,520百万円、営業利益が同127.4%増の114百万円、親会社株主に帰属する当期純損失が148百万円(前年同期は32百万円の純損失)となった。チチカカが連結対象から外れた影響で売上高は減少したが、前年同期に計上していた損失がなくなったことで営業増益となった。子会社株式売却損などで特別損失を157百万円計上したため、最終損失での着地。これに伴い通期連結業績予想のうち親会社株主に帰属する当期純損益のみを、従来の18百万円の純利益から132百万円の純損失に修正した。修正後の連結業績予想は、売上高37,772百万円(前期比19.2%減)、営業利益634百万円、親会社株主に帰属する当期純損失132百万円とした。1株当たり配当予想は、期末14円で従来予想から据え置いた。 ○注目点 懸念だったチチカカ事業を売却したことによって悪材料出尽くしとなるか、また新たな成長ストーリーを描けるかに注目したい。 ■Check Point ・足枷となっていたチチカカの譲渡を完了。 ・第1四半期の連結営業利益は前年同期の50百万円から127.4%増の114百万円で着地。通期は連結営業利益634百万円を見込む。 ・悪材料出尽くしとなるか、今後の対応策に期待。まずは、月次売上データで回復を見たい。 (執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら) 《HN》
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時価総額 8,522百万円
書籍や雑貨、CD・DVDなどを融合した複合店「ヴィレッジヴァンガード」、ライフスタイルショップ「new style」の運営等を行う。店舗の独自性に強み。グループ店舗数は300店舗超。店舗事業の強化図る。 記:2024/06/03