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トーカロ---17年3月期は半導体装置特需の反動減等で若干の減収減益予想。航空機や医療等成長分野で新市場開拓へ

2016/11/21 7:39 FISCO
*07:39JST トーカロ---17年3月期は半導体装置特需の反動減等で若干の減収減益予想。航空機や医療等成長分野で新市場開拓へ トーカロ<3433>は、溶射を中心とした各種表面処理の総合メーカー。主力の溶射技術は、金属やセラミックスなどを高温で溶融させた微粒子を高速で吹き付けることで加工対象物の表面に新しい高機能皮膜を形成する技術。半導体・液晶装置分野や鉄鋼分野に強み。航空機、新素材、環境・エネルギー、医療分野など新市場開拓に注力。 足元の業績では、17年3月期第2四半期の売上高が前年同期比4.1%減の141.41億円、営業利益が同9.6%減の25.89億円、純利益が同8.6%減の17.39億円。概ね期初計画に沿った着地も、半導体・液晶分野で開発した高機能皮膜の受注が拡大した前年同期と比べると減収減益となった。17年3月期通期に関しては、売上高が前期比2.6%減の280.00億円、営業利益が同7.6%減の44.40億円、純利益が同1.2%減の29.78億円の計画を据え置いている。 同社は、売上高経常利益率、自己資本純利益率(ROE)、純資産経常利益率(ROA)の3つの経営指標において15%以上の安定的達成を目標とする。1)収益の柱となる需要分野と顧客を数多く確保する、2)「伸びる分野」「伸びる技術分野」に経営資源を集中させる、3)好不況に関係なく、技術開発、製品開発、市場開拓を途切れずに継続する、4)他社とは差別化した中・小型製品を多数持ち、幅広い製品構成にする、などして達成を目指す。 《TN》
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溶射中心の表面処理メーカー。兵庫県神戸市に本社。溶射市場で国内トップシェア。溶射加工は半導体・FPD向け比率が高い。配当性向50%程度目安。25.3期は増収増益見通し。半導体・FPD向けなどが牽引へ。 記:2024/07/01