マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/4 20:33:28
9,002,222
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

SDエンター Research Memo(8):17/3期は大幅な増収増益を見込む

2016/10/14 16:23 FISCO
*16:23JST SDエンター Research Memo(8):17/3期は大幅な増収増益を見込む ■業績見通し 2017年3月期通期についてSDエンターテイメント<4650>は、売上高8,890百万円(前期比8.4%増)営業利益340百万円(同156.9%増)、経常利益210百万円(前期は経常損失34百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(前期は当期純損失94百万円)と大幅増収増益を予想している。これらの数値は期初予想から変更はない。 同社は2016年3月期において一過性費用を計上したため利益水準が大きく低下し、経常利益以下の項目では損失計上に至った。今2017年3月期は、第1四半期においてコンサル費用や賃料削減の成功報酬などの一過性費用を計上したものの、第2四半期以降は予定していない。2017年3月期の大幅な増益計画は通常の収益水準に回復した結果に過ぎない、というのが基本的な考え方だ。弊社では、上述の同社の業績予想の数値及びその内容については説得力があると考えている。 同社の各事業は屋内型であり、北海道という土地柄、第3・第4四半期が重要期となる。今通期の業績予想達成の見極めには、第3、第4四半期の需要期に向けてどういう施策が行われているかが重要だと考えている。 フィットネス事業では引き続きSLITの販売動向と、各種KPI(会員の新規獲得及び累計会員数の増大など)の改善が重要なポイントになるとみている。広告宣伝のあり方や、新プログラムのPDCAサイクルの加速化がどのように進展するか見守りたい。 GAME事業では、艦これのヒットと店舗のリフレッシュの効果をどのように集客増と既存店増につなげていくかがポイントだ。また、ネットキャッチャーでの巻き返しも注目点だ。反対に注意すべきは、7月初旬にリリースされた「ポケモンGO」の影響だ。 ボウリング事業は、第2四半期までは業績面で大きな動きはないと考えられる。しかし、第2四半期は年末の需要期に向けた法人客の取り込みの営業の重要な時期であり、ここでどの程度予約を積み上げられるかに注目している。 その他事業では、放課後デイサービスと認可外保育施設がそれぞれ1号店を開設した。同社は11月頃の単月黒字化を目指しており、その目標達成が当面のマイルストーンであるとともに、多店舗展開の可能性の試金石になるとみている。 現時点で考慮すべきリスク要因としては、8月の台風被害の影響が挙げられる。同社の事業は全般的に若年層を対象としていることや、各事業の需要期が第3四半期から第4四半期にかけて存在していて被害の時期から時間が経過していることなどを勘案すると、台風被害からの間接的影響は大きくはないと弊社ではみている。ただし今後復興が長期化したり、更なる天災が発生するようであれば、道内の消費者マインドに影響が出て、同社の業績に影響を及ぼす可能性は否定できない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
関連銘柄 1件
4650 東証スタンダード
272
10/4 15:00
-1(-0.37%)
時価総額 2,447百万円
フィットネスクラブ、企業主導型保育園の運営等を行うウェルネス事業が主力。1918年創業。北海道札幌市に本社。RIZAPグループ傘下。オンラインクレーンゲーム等も。ウェルネス事業の成長戦略加速を図る。 記:2024/07/01