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シンワアート Research Memo(3):取扱作品・価格帯別に定期的にオークションを開催するオークション事業

2016/10/4 16:20 FISCO
*16:20JST シンワアート Research Memo(3):取扱作品・価格帯別に定期的にオークションを開催するオークション事業 ■事業概要 各事業の概要は以下のとおりである。 (1)シンワアートオークション<2437>のオークション関連事業 オークション関連事業は、大きく「オークション事業」と「オークション関連その他事業」に分けられる。 a)オークション事業 オークション事業は、取扱作品・価格帯により、近代美術オークション、近代陶芸オークション、近代美術PartIIオークションを定期的に開催するほか、ワイン及び西洋美術等のオークションも随時開催する。また、ブランド雑貨、時計、宝飾品については、2013年10月に設立した連結子会社Jオークションが開催するオークションで取り扱っている。オークション関連事業の売上高は、主に落札価額に対する手数料収入(落札手数料及び出品手数料)で構成される。落札手数料は落札価額200万円以下に対して15.0%、200万円超5,000万円以下に対して12.0%、5,000万円超に対して10.0%、出品手数料は落札価額の10.0%と設定されている。他にもカタログ収入や会費収入などで構成される。 b)オークション関連その他事業 オークション以外の相対取引であるプライベートセールを中心に構成されている。オークション取引と同様に、販売価格をベースに販売委託者及び購入者から手数料を徴収する場合と、同社が作品を買い取り、その在庫商品を購入希望者に販売する場合とがある。 同社は、美術品市場全体の安定化と規模の拡大を目的として、いわゆる近代美術の巨匠と言われる作家の名品(マスターピース)クラスの作品を数点購入し、戦略在庫として保有するとともに、作品ごとに販売時期、価格及び販売先などを含め、最も合理的な販売を実現することにより、販売益の獲得や効果的なマーケットメイクを目指している。 なお、手数料収入と商品売上高は、売上高に対する量的なインパクトが異なるため注意が必要である。オークション関連事業の業績を判断するためには、取扱高及びセグメント利益を見るのが妥当と言える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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2437 東証スタンダード
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時価総額 2,534百万円
美術品オークション会社。近代美術やコンテンポラリーアートに加え、資産価値の高いワインや家具などのオークション、ダイヤモンド投資、画廊運営事業等も。オークションでは高額品の取り扱い比率の向上などに注力。 記:2024/10/24