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sMedio Research Memo(5):保有外貨残高の圧縮で今後のリスクは軽微に

2016/9/30 15:55 FISCO
*15:55JST sMedio Research Memo(5):保有外貨残高の圧縮で今後のリスクは軽微に ■為替リスクの状況 sMedio<3913>のロイヤリティ収入のおおむね5割が米ドル建の入金である。一方で、取引先への米ドル建の支払ロイヤリティも全支出の2~3割程度あり、外貨建現預金について従来は円転を急ぐ必要はなかった。もともと、ロイヤリティは出荷実績とその報告書に応じて収支が確定するものであり、一般的な受発注取引とは違い、為替予約などのリスクヘッジ効果も限定されるためである。しかし、2016年12月期第2四半期は年初以降の円高(2015年12月末120.37円に対し、2016年6月末102.86円)の影響で、大幅な為替差損が発生し営業利益が丸々相殺されてしまい、若干の経常損失となった。 今後、為替レートの変動が円高・円安いずれの方向に振れるかは予測困難であるが、同社では外貨預金残高、特に米ドルの保有率を引き下げる方向で一定のリスク回避が可能とみている。2016年7月末時点では、米ドルの残高は2015年12月末比の約3分の1(約3億円相当。全預金残高の26.9%)と大幅に圧縮した。また、今後展開する新規事業については基本的に国内向けで、国内実績を積んでから海外へ展開する、という方針である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹) 《HN》
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組込みブラウザ「Tourbillon」などのテクノロジーライセンス事業が主力。旧社名はsMedio。DXサービス事業、GXサービス事業も展開。テクノロジーライセンス事業は利益率の高いライセンス製品に注力。 記:2024/07/01