トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/29 15:15
38,208.03
-141.03
NYダウ
11/27
44,722.06
-138.25
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/30 0:39:24
14,759,458
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
EMシステムズ Research Memo(9):ストック型ビジネスモデル転換により高い価格競争力を維持
2016/7/28 15:56
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*15:56JST EMシステムズ Research Memo(9):ストック型ビジネスモデル転換により高い価格競争力を維持 ■強み、競合と事業リスク (1)強みと競合 EMシステムズ<
4820
>の強みの1つとして、調剤薬局向けのレセプトコンピュータが普及し始めた初期段階においてハードのコストが高いオフコンではなく、安価なパソコンをベースとしたことで、オフコンのシステム導入に比べ導入コストが低かったことが優位に働き、調剤薬局市場で約30%の高いシェアを確保する原動力として働いた。高いシェアを背景にユーザーのあらゆるニーズを掌握でき、製品開発に反映させることが可能。加えて、業界内でいち早く売切り制から初期導入費を抑えた従量課金制を採用したため、同業他社製品に比べ価格競争力がある。さらに、同業他社が販売代理店制を採っているのに対して同社は直販が主体の製販一体体制であることもユーザーサポート力の高さを評価される要因として働いている。また、同社の免震性・セキュリティレベルの高いデータセンターにデータを蓄積できる仕組みになっていることも強みとして挙げられる。 調剤システムの競合企業はパナソニック ヘルスケア(株)(旧三洋電機(株))、(株)三菱電機ビジネスシステムなど。なお、電子薬歴システムでは、(株)グッドサイクルシステム、ハイブリッジ(株)、(株)ユニケソフトウェアリサーチなどと競合している。 医科システムに関しては、後発であるため市場シェアは現時点で低いものの、その弱点を逆手にとり同業他社製品以上の機能を同社オリジナルのMRN(Medical Recepty NEXT)は保有する設計になっている。一方、連結子会社化した(株)ユニコン製のユニメディカルは操作性に優れるという特徴があり、これらを併せた品ぞろえという点で診療所・クリニックのあらゆる医師のニーズに対応できるようになっている点が強みだ。 競合企業は、電子カルテに関してはパナソニック ヘルスケア(株)、(株)ラボテック、ビー・エム・エル、(株)ダイナミクス、富士通<
6702
>、日立メディカルコンピュータ(株)、(株)ユヤマなど。レセコンではパナソニック ヘルスケア(株)、日本医師会総合政策研究機構、日立メディカルコンピュータなど。 その他、調剤薬局及び医科のデータを保有していることにより、ほぼ現状の設備のままEHR(医療情報の連携)が可能である。今後の医療介護連携に生かす事ができるほか、厚生労働省がガイドラインを打ち出し、実施解禁となった電子処方箋への対応も同業他社よりも少ない設備投資で可能である点が、同社の強みとして挙げられる。 (2)事業リスク 主要な事業リスクとして、1)医療保険制度改正とそれに伴うプログラム変更、2)新製品の開発に伴う想定以上のコスト負担の可能性、などを挙げることができる。 まず、医療保険制度改正は少子高齢化対応により継続して実施されており、薬価差益の減少、患者個人負担額の増加による来院患者数の減少等、改正の内容や規模により、主要ユーザーである調剤薬局や診療所のシステム投資意欲の減退を招く可能性がある。加えて、大幅な医療保険制度改正が行われ、ソフトウェアのプログラムに大量の修正の必要性が生じた場合、そのコスト負担が業績にマイナス影響を与える可能性がある。 さらに、同社は他社との競争を勝ち抜くために、インターネットを利用した調剤レセプト支援システムのネットワークシステムを始め、クリニック・診療所向けのレセコン融合型電子カルテシステムやオプションシステムの開発に注力している。これらの製品がユーザーの満足度を充足できない場合、機能強化のためのコスト負担が収益のマイナス要因となる可能性があるほか、市場シェア低下の要因となり、業績に多大なインパクトを与える可能性がある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 ) 《HN》
関連銘柄 2件
4820 東証プライム
EMシステムズ
728
11/29 15:30
+11(1.53%)
時価総額 54,247百万円
調剤システム事業が主力。クラウド型電子カルテシステムなどの医科システム事業、介護・福祉システム事業、キャッシュレス事業等も手掛ける。医科システム事業では「MAPs for CLINIC」の販売が順調。 記:2024/07/08
6702 東証プライム
富士通
2,866
11/29 15:30
+34.5(1.22%)
時価総額 5,935,796百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
関連記事
7/28 15:55 FISCO
EMシステムズ Research Memo(8):2010年以降は事業拡大を狙った提携、M&Aを積極展開
7/28 15:52 FISCO
EMシステムズ Research Memo(7):医療事務処理コンピュータシステムの開発・販売を展開
7/28 15:51 FISCO
EMシステムズ Research Memo(6):配当性向25%以上の安定配当を継続
7/28 15:50 FISCO
EMシステムズ Research Memo(5):経営環境に対応し、権限と責任を明確にするために組織変更を実施
7/28 15:48 FISCO
EMシステムズ Research Memo(4):自己資本比率は59.6%へ、ROEは14.1%へそれぞれ改善