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アイレップ Research Memo(12):成長のための人的投資を踏まえ3月30日に上方修正した計画を据え置き

2016/7/22 17:46 FISCO
*17:46JST アイレップ Research Memo(12):成長のための人的投資を踏まえ3月30日に上方修正した計画を据え置き ■業績動向 (3) 2016年9月期業績見通し 2016年9月期は、アイレップ<2132>は、旺盛な需要を背景に成長基調は継続することを前提に、第3四半期以降、来期以降の更なる業績拡大のための人材補強とシステム増強を実施する計画を踏まえて、3月30日に上方修正した会社計画(売上高76,000~77,000百万円、営業利益1,600~1,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益900~1,000百万円)を据え置いた。 下期以降の具体的な人員増強策について見ると、4月以降も高知と東京で積極採用を実施、増員を行う計画。東京ではプレミアム広告やFacebook、Twitter等ソーシャル広告の提案力強化を図るため、営業人員の強化(20~30人)を行う計画だ。一方、運用型広告専門のオペレーションセンターとしての戦略拠点であるクオリティマネジメントセンター高知では20人以上の採用を予定しており120名体制へ増強する。さらに、クリエイティブ制作業務専門拠点としてアイクリエイティブデベロップメントセンター高知※を6月に新設した。当初20人体制でスタートする人員を将来的に50人体制へ拡大する戦略となっている。 第2四半期累計業績の通期会社計画に対する進捗率は、計画下限値で売上高51.0%、営業利益61.8%、当期純利益53.6%で、売上高、営業利益については前期(売上高48.2%、営業利益49.4%、当期純利益60.3%)を上回る水準となっている。弊社では、4月に起きた熊本地震の影響や三菱自動車などの自動車業界の不祥事発覚の影響といった不透明要因があるものの、運用型広告市場が順調に拡大していること、その市場の拡大に対応した新規顧客開拓が順調に進み顧客基盤が拡大していること、第2四半期までの進捗率から判断し、会社計画は保守的であるとみる。 一方、「中期経営計画2016」の2016年9月期に売上高63,150百万円、営業利益1,831百万円を達成するという目標に関しては、売上高は目標達成が確実であるのに対して、前期までハードルが高いように見えた営業利益についても達成が視野に入ってきている。加えて、4つの経営目標1)運用型広告での絶対的ナンバーワンエージェンシーを目指す、2) SEO、Web解析など広告周辺ソリューション事業の強化と多様化による成長、3) APAC、米国での子会社設立、アライアンス等によるグローバル事業の基盤確立、4)統合プラットフォーム「Marketia®」の進化については、3)のグローバル事業の基盤確立を除き十分な成果を得られる結果となっている。 今後については、DACとの経営統合で、遅れているグローバル事業の基盤強化が大きく進展すると期待されるほか、2020年に営業利益率5%を達成する目標に向けての長期経営方針「ユーザーへの最適な情報流通を通じ、クライアント企業のビジネス成果を最大化へと導く国内ナンバーワンエージェンシー」の立場を確固たるものにする、米国・中国・APACを対象としたグローバル展開を本格化する、子会社でデジタルマーケティング事業以外の新規事業に挑戦するといった動きが具体化、加速することになると見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 ) 《HN》
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SEMサービス、ソーシャルメディアマーケティングなどネット広告を手掛ける。博報堂DYグループとの協業で顧客は増加。16.9期上期は大幅増益。DACと共同持株会社設立で経営統合。9/28付けで上場廃止へ。 記:2016/06/07