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イデアインター Research Memo(2):16/6期3Qは円安の影響などで減益で着地

2016/7/11 17:29 FISCO
*17:29JST イデアインター Research Memo(2):16/6期3Qは円安の影響などで減益で着地 ■2016年6月期第3四半期決算 イデアインターナショナル<3140>の2016年6月期第3四半期決算は、売上高が4,581百万円(前期比5.6%増)、営業利益が52百万円(同55.2%減)、経常が利益10百万円(同78.0%減)、四半期純利益が6百万円(同59.4%減)と、増収ながら大幅減益となった。 売上高はキッチン雑貨、特にホットプレートが絶好調で販売を伸ばしたほか、トラベル用品ブランド「ミレスト」の店舗売上やeコマース(EC)の売上も順調に拡大し、241百万円と前年同期比5.5%の増収となった。 しかしながら利益面では、ドル円の為替レートが円安になったことで売上原価が上昇し、売上総利益を押し下げた。同社は海外の工場に製造を委託し、ドルで決済して輸入するため、円安はデメリットとなる。前年同期との比較では、第3四半期累計期間の平均為替レートは112,32円から119.72円に約7円の円安となり、その影響で売上総利益率は42.9%から42.0%に0.9ポイント悪化した。 販管費においては、ブランド認知度向上のためにインターネット広告中心に前年同期比で3倍以上の広告宣伝費を投下したため、売上高販管費率は前年同期の40.1%から40.9%に0.8ポイント悪化した。販管費の金額は前年同期比で131百万円増加しているが、この増加分の70%~80%が広告宣伝費によるものと弊社では推測している。前述の粗利益利益率の低下と販管費率の上昇が重なった結果、営業利益率は前年同期の2.7%から1.1%へと悪化した。 利益の面では大幅減益となったが、売上面で注力分野がすべて好調に推移している点は、ポジティブに評価してよいというのが弊社の考えだ。大幅減益の要因は円安と広告宣伝費の増加という2点に絞られている。販管費では、広告宣伝費を除くと売上高比率では前年同期比で低下している。弊社では、今の同社にとって最も重要なことはトップライングロース(売上高の成長)であり、減益を過度に悲観することなく、増収を積極的に評価すべきと考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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インテリア商品ブランド「ブルーノ」、トラベル商品ブランド「ミレスト」等を手掛ける。RIZAPグループ傘下。24.6期2Q累計はミレストが大幅増収。観光地店舗を中心に各種トラベル関連商品の売上が増加。 記:2024/04/09