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イーストン Research Memo(2):減収減益で着地

2016/6/22 16:41 FISCO
*16:41JST イーストン Research Memo(2):減収減益で着地 ■2016年3月期決算 ルネサスイーストン<9995>の2016年3月期決算は、売上高78,373百万円(前期比7.5%減)、営業利益966百万円(同43.4%減)、経常利益977百万円(同46.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益809百万円(同48.6%減)と、減収減益で着地した。同社は第2四半期発表時に通期予想を下方修正したが、修正予想に対しても、売上高、利益ともに未達となった。 品目別に見ると、集積回路は、自動車分野向けマイコン・リニアIC、産業分野向けロジックIC・リニアICなどを中心に減収となった。半導体素子はダイオード、トランジスタが産業・自動車・民生の各分野向けに減少した。表示デバイス(主として液晶パネル)はアミューズメント分野の増加により、増収となった。その他の中では、光製品・EMSが産業分野向けに減少した。これらの結果、売上高は前期比6,323百万円(7.5%)減の78,373百万円となった。 利益面では、個別製品の売上総利益には大きな変動はないが、構成差により、売上高売上総利益率は前期の9.9%から当期は9.3%に0.6ポイント低下した。この影響と減収の影響とを合わせて、売上総利益は前期比1,101百万円(13.1%)減の7,288百万円となった。販管費は経費節減に努めた結果、前期比で361百万円(5.4%)減少したものの、粗利益の減少幅を埋めるには至らず、営業利益は前期比740百万円(43.4%)減の966百万円にとどまった。 連結業績の四半期推移を見ると、2016年3月期は年度初から需要が弱い状況でスタートし、回復を期待した下期に入っても、第3四半期には一段の落ち込みを示す状況だった。背景としては、同社の2大需要先である自動車向けと産業向けがともに不振だったことがある。その原因を突き詰めていくと、最終的に過剰設備問題を抱える中国において、新規設備投資の動きにブレーキがかかったことが、関連産業と周辺地域全体に影響を及ぼしたことが原因であるとみられている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30