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ビジョン Research Memo(8):グローバルWiFi事業は日本市場での成長をベースに海外間への展開を図る

2016/6/7 11:46 FISCO
*11:47JST ビジョン Research Memo(8):グローバルWiFi事業は日本市場での成長をベースに海外間への展開を図る ■中期経営戦略 ビジョン<9416>は、中期経営計画・目標は公表していないが、「世の中の情報通信産業革命に貢献する」という経営理念に沿って、主要2事業の成長戦略を着実に実行することにより、永続的な成長を目指している。その具体的な戦略のイメージは以下のとおり。 ・グローバルWiFi事業 グローバルWiFi事業においては、市場を第1ステージ:アウトバウンド(日本から海外へ渡航する人)の展開、第2ステージ:インバウンド(訪日客。海外から日本へ渡航する人)の展開、第3ステージ:海外から海外へ渡航する人の展開、の3つのステージに区分し、各ステージに応じたグローバル展開を目指している。 それぞれ市場について見ると、足元の主力となっている第1ステージのアウトバウンド市場は日本人の海外旅行者数は年間1,700万人前後で安定的に推移している。一方、第2ステージのインバウンド市場である訪日外国人旅行者数は足元では年間2,000万人規模まで成長してきたが、2020年に4,000万人を目指す政府目標が打ち出されており、更なる成長が見込まれる市場となっている。最後に、第3ステージである世界の海外渡航者数の市場規模は年間12億人規模の巨大市場。同社のユーザーの利用額をもとに算出した潜在市場規模(第1ステージ約1,190億円、第2ステージ約1,400億円、第3ステージ約8兆4,000億円)と同社のそれぞれの実績を比較すると、現在主力のアウトバウンド市場でも拡大余地は大きい。 具体的な戦略として、第1ステージ向けには法人営業を強化することに加えて、第1・第2ステージ向けでは利便性の向上とタッチポイントの増設による顧客獲得を目指す。具体的には受取り待ちの時間ゼロ化を図るスマートピックアップの面展開を進めるほか、観光案内所、空港カウンターの増設、宿泊施設のレンタル拠点化を拡大する。これにより、一段のシェアアップを図るとともに、メディアサービスやデータ提供サービスによりユーザー1人当たりのARPU(顧客当たり単価)の嵩上げを図る戦略。 第3ステージに関しては、既存進出先である韓国、中国、台湾、シンガポールをはじめアジア地域の深耕を進める。その他の地域に関しては闇雲に進出するのではなく、米国のような巨大市場に的を絞った展開をイメージしている。具体的には、今年6月に予定している米国子会社のロサンゼルス開設を皮切りに、ニューヨークなどの大都市地域への展開を図る予定。 ・情報通信サービス事業 情報通信サービス事業では、顧客企業の成長ステージに合わせ最適なサービスを最適なタイミングで提供するために、販売チャネルの更なる強化を図る。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
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海外用WiFiルーターレンタルサービスを展開。世界200以上の国と地域で利用可能な定額制Wi-Fiルーターを手掛ける。インバウンド需要の改善等でグローバルWiFi事業は好調。23.12期通期は大幅増益。 記:2024/04/14