マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/29 10:36:47
9,358,213
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

ワイヤレスG Research Memo(3):16/12期は売上高、営業利益、経常利益は過去最高を連続して更新

2016/5/25 8:05 FISCO
*08:05JST ワイヤレスG Research Memo(3):16/12期は売上高、営業利益、経常利益は過去最高を連続して更新 ■業績動向 (1) 2016年12月期業績見通し ワイヤレスゲート<9419>の2016年12月期の連結業績は売上高で前期比13.4%増の12,832百万円、営業利益で同17.4%増の1,250百万円、経常利益で同0.5%増の1,067百万円、当期純利益で同3.5%減の660百万円となる見通し。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を連続で更新する。経常利益の伸び率が低くなるのは、営業外で2015年11月に持分法適用関連会社となったフォン・ジャパンののれん償却費用150〜160百万円(10年定額償却)と東証第1部に市場変更した際の関連費用を計上するためで、親会社株主に帰属する当期純利益についてものれん償却費用の計上により若干の減益となる見込みだ。 2016年12月期の事業別売上高について見ると、ワイヤレス・ブロードバンド事業は、「Wi-Fi+WiMAX2+」を中心としたモバイルインターネットサービスの会員数増加により、前期比2ケタ増収が続く見通しだ。スマートデバイスやPCでビデオを視聴するユーザーが増加するなかで、高速通信・広域エリアをカバーするUQコミュニケーションズの「WiMAX」契約者数が、2015年12月末時点で前年同期比約2倍増の1,569万人と急成長しており、2016年も増加ペースは持続すると見られるためだ。顧客獲得競争の激化により同社のシェアは3%台から2%台に低下しているが、Wi-Fiを組み合わせたサービスのニーズを取り込む格好で同社の会員数も20万人を超えて増加を続けており、今期も前期と同程度の純増数を想定している。 また、前期に約2.2億円の赤字となった「Wi-Fi+LTE SIM」事業については、今期中に単月ベースでの黒字化を目指していく。同サービス領域についても価格競争が激しく、2015年のサービス開始当初は苦戦を強いられたが、今期は新たなサービスプランを導入することで他社との差別化戦略を図り、会員数の拡大を目指していく戦略となっている。具体的には、3月よりサービスを開始したFONプレミアムWi-Fiサービスとの組み合わせにより差別化を図り、会員数を獲得していく。FON社がグローバルに持つWi-Fiスポット約2,000万カ所(うち、国内で約120万ヵ所)が利用可能となるため、ユーザーにとっては利便性の向上につながるサービスとして注目される。LTEの通信速度は下りで最大3Mbpsとなるが、動画などストレスなく視聴できるスピードとなっている。会員数が増加すれば、NTTドコモからの回線使用料負担率も低下し収益も改善することとなろう。 一方、公衆無線LANサービスについては今期も前期並みの会員数純減を見込んでいる。「Wi-Fi+WiMAX2+」の伸びに加えて、「Wi-Fi+LTE SIM」の営業活動を強化していくことが要因だ。FONプレミアムWi-Fiサービスを3月に開始したことで、一定の需要が見込めるものの全体的には今後も減収傾向が続く見通しだ。ただ、売上高に占める比率は7%弱であり、収益に与えるインパクトも軽微とみられる。 また、ワイヤレス・プラットフォーム事業については前期比横ばいを見込んでいる。その他事業については、法人向けWi-Fiインフラサービスの受注獲得を進めていく方針だが、新規案件についての売上高は計画に含めず、前期までの獲得案件に関するストック収益のみを計画に織り込む保守的な計画となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《YF》
関連銘柄 1件
9419 東証スタンダード
244
9/27 15:00
±0(0%)
時価総額 2,630百万円
他社のWi-Fiスポットや通信網を借りて無線通信サービスを提供。販売は家電量販店や自社ECを通じて行う。カメラのキタムラと通信回線販売代理店契約を締結。26.12期売上高は100億円以上を目指す。 記:2024/05/02