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フォトクリ Research Memo(4):インターネット写真サービス事業は各領域で売上を伸ばす

2016/4/7 17:05 FISCO
*17:05JST フォトクリ Research Memo(4):インターネット写真サービス事業は各領域で売上を伸ばす ■フォトクリエイト<6075>の業績動向 (2)事業セグメント別動向 ○インターネット写真サービス インターネット写真サービス事業の売上高は前年同期比4.0%増の1,228百万円となった。全体のイベント件数は同5.2%減の6,925件と減少したが、これは収益性を強化するため、スポーツ領域でのイベント選別を進めたことが要因となっている。領域別売上高を見ると、スポーツ領域が前年同期比3.2%増の681百万円、教育領域が同5.5%増の301百万円、文化領域が同4.6%増の244百万円と各領域で売上げを伸ばした。 スポーツ領域に関しては掲載イベント数が減少したものの、前年同期に低調だった大阪マラソン大会の売上が復調したほか、その他新規のマラソン大会の売上が寄与した。また、教育領域では過去データから売れる写真の分析を行い、撮影方法の工夫により運動会を中心に1イベント当たりの売上高が増加した。文化領域では、新規事業である産院での新生児撮影と前年同期は撮影しなかった祭り案件の寄与により増収となった。 ○フォトクラウド事業 フォトクラウド事業の売上高は前年同期比28.6%増の492百万円(総額表示)となった。領域別で見ると、教育領域が同42.5%増の308百万円、ウェディング領域が同10.5%増の183百万円といずれも好調に推移した。 教育領域はラボネットワークとの提携効果が想定よりもやや遅れたとはいえ、順調に出てきている。契約写真館数は前期末比で151社増加の1,410社、導入園・校数は同284校増の2,223校となり、1写真館当たりの導入園・校数も1.58校と着実に増加した。また、掲載イベント数は契約写真館数の増加とともに、前年同期比28.5%増の5,999件となった。1イベント当たり売上高では同11.0%増の51千円と上昇したが、これはラボネットワークでの顧客開拓が首都圏や関西圏など大都市圏を中心に現在進めており、園児数や生徒数の多い幼稚園・学校の掲載イベントが増加したことや、期間内における天候が良好だったことなどが要因として考えられる。 一方、ウェディング領域でも新興のウェディングプロデュース会社を中心に「グロリアーレ」の利用率が高まっており、挙式件数が前年同期比5.8%増の21,133組と堅調に推移したことが増収要因となった。 ○広告・マーケティング支援事業 広告・マーケティング支援事業の売上高は前年同期比5.4%増の35百万円となった。自社Webサイト上のディスプレイ広告収入や、マラソン大会におけるスポンサー企業の販促支援サービスなどが堅調に推移したほか、学校領域の事業規模拡大にともなって関連する新規顧客の開拓も順調に進んだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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時価総額 2,969百万円
スポーツ大会などでプロが撮影した写真をネットで販売するインターネット写真サービスが主力。写真館向けフォトクラウド事業やマーケティング支援も。17.6期は新プラットフォームの準備。16年10月に上場廃止。 記:2016/12/30