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【新年度の相場展望】(C)IR担当者に訊く1:白鳩---EC業界で参入障壁が高いポジションを確立

2016/3/24 18:45 FISCO
*18:46JST 【新年度の相場展望】(C)IR担当者に訊く1:白鳩---EC業界で参入障壁が高いポジションを確立 3月16日にフィスコIRが開催した個人投資家向けセミナー「大荒れの新年度日本株相場をフィスコアナリストが読み解く!」では、「注目企業へのアナリストインタビュー」と題して、アナリストの村瀬智一が、荒れる申年相場で注目する企業5社を紹介、IR担当者へのインタビューを敢行した。1社目の白鳩<3192>に関する主なインタビュー内容は以下の通り。 ■アナリストの注目ポイント 比較的参入が容易な業態であるEコマース業界において、「参入障壁が高い」ポジションを確立。とりわけ、以下の強みを有する。 (1)商品の品揃え (2)販路を最大限に拡大して、あらゆるルートからの受注の取り込み (3)業務全体を一元管理するシステム「楽らく通販システム」を独自開発 (4)在庫管理と発送のノウハウを確立 ■中国の景気減速による影響はあるのか? Q1:第1四半期累計期間における売上高は1,150,239千円(前年同期比26.3%増)、営業利益は48,890千円(前年同期比159.3%増)と大きく伸びています。中国を中心とする東アジアへの海外事業戦略に注力とのことですが、中国の景気減速による影響はみられているのでしょうか。 A1:流動的ではありますが、現時点で当社が販路とするインターネット販売についてはネガティブに捉えておりません。 みなさんご存知でしょうか、毎年11月11日は中国独自の記念日で、1が4つ並んでいることから「独身の日」と称するインターネット上の爆買いイベントがあります。アメリカのクリスマス商戦のようなものです。昨年は11月11日の1日だけで日本円で1兆7千億円の流通総額がありました。楽天市場の2014年の年間流通総額が2兆円と言われていますので、中国は1日で日本の楽天の年間分をほぼ売り上げるという驚異的な市場です。 新聞等で「越境EC」と呼ばれているように、中国の方が日本メーカーをはじめとした海外製品を求める動きは加速しており、むしろ成長市場と言われています。越境ECの市場規模の推移と今後の予測をみると、2013年度が約4千億円、今年度は約1兆円、2年後には1兆4千億円を予想されております。ネットは実店舗と異なり地理的な制約もありませんので、当社としても世界一、13億人の人口をもつ中国へのアプローチを推進していきたいと思います。 ■海外比率をどの程度まで伸ばす予定なのか? Q2:海外に向けた自社のグローバルサイトのほか、中国、インドネシア、シンガポールのショッピングモール等に出店していますが、インバウンドの増加がもたらすメリットは実店舗だけではなく、越境ECを利用したアプローチも確実に業績を伸ばしてきていると聞かれます。現在、国内サイトを含めた海外売上構成比7.7%ですが、海外比率をどの程度まで引き上げるといったお考えはありますでしょうか。(海外の事業環境など) A2:先ほど回答のとおり、中国を始めとした東アジアはポテンシャルの高い成長市場と捉えております。とはいえ、当社が本格的に海外向けに販売を始めてからまだ3年も経っていません。経験値という意味では未知数でありますので、今も商品や広告のあり方など走りながら専門チームで考えているのが実情です。 結論としては、海外の売上比率はどこまでという具体的な目標は現時点で定めておりません。もちろん10%を超えてくることがありましたら決算の開示の範囲となりますのでその時はもう少し具体的な戦略をお話できると思います。 ■15万SKUを取り扱う特徴的ノウハウは? Q3:本社及び配送センターで商品仕入れからサイト運営、物流までの複雑多岐にわたる業務をすべてワンストップに行っていますが、これだけの商品を取り揃えるとなると、やはり在庫負担や管理が気になります。特徴的な手腕があるのでしょうか。 A3:当社は常時約1万アイテム、カラー、サイズ、ブラジャーのカップなど詳細に分類すると15万SKU(Stock Keeping Unit=最小管理単位)のインナー商品を取り揃えております。これは国内最大級であり、当社の最大の特長であります。 ご質問にあった特徴的な手腕といった特別なノウハウはありません。むしろインターネット販売に参入した1995年、これは楽天<4755>よりも早いです。20年超、インターに特化した専門店であったが故に、SKUが多く煩雑な商品を如何に管理し、お客様の手元に早く発送できるか、これを突き詰めた結果といえます。具体的には自社開発した基幹システムであり、物流の棚の配置であり、商品を棚から出荷台まで効率的にコンベアで運ぶフロー等であります。なかなか口では説明できないことが現場の配送センターにたくさん詰まっています。ぜひ京都にお越しの際は、見学にいらしてください。 (アナリスト 村瀬智一) フィスコ個人投資家向けセミナー 「大荒れの新年度日本株相場をフィスコアナリストが読み解く!」 セミナー資料より抜粋 《NO》
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時価総額 2,301百万円
インナーウェア特化のネット通販会社。主にメーカーから仕入れ、インターネット上の様々な店舗を通じて消費者に販売。PBやコラボブランドの売上構成比率の向上図る。「HIMICO uomo」の売上拡大目指す。 記:2024/05/08
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国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08