マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/30 10:23:44
9,312,624
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家加賀田浩子氏:タイトル:出来高が示すもの

2016/3/9 17:32 FISCO
*17:32JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家加賀田浩子氏:タイトル:出来高が示すもの 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家加賀田浩子氏が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2016年3月6日に執筆 1日当たりの出来高が2000万株程度の銘柄をいくつご存知だろうか?日にもよるが全市場で10~20銘柄程度である。その中で、今日はNF日経レバレッジETF<1570>にフォーカスを当てたい。 当銘柄が上場した当時、レバレッジなんて日本人の忌み嫌うものをよくぞ作ってくれたものだと感心したのを覚えている。それが今や低位株と化したみずほHD<8411>や思惑主導のシャープ<6753>に出来高トップは譲るが、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、MUFG<8306>と同程度で先月に引き続き月間出来高は4億株を超えた(出来れば月足チャートを見てもらいたい)。なお、売買代金は他銘柄を寄せ付けないほど圧倒的である。10,000円台の当該株の売買代金は一日に2,000億円に達する。 この銘柄がここまで相場のど真ん中で主人公として君臨するには3つの理由があろう。一つ目、本来のインデックス・リターンでは飽き足らない、しかしそれが2倍もあれば十分で、個別株で選別に頭を悩ますよりも単純にデルタを買おうという考え方。二つ目、いくらレバレッジが高いからと言っても指数なのだから、個別株のように紙切れになることはないという安心感(理論上、100%紙切れにならないとは言えないが、そこを議論するようなら相場はやめた方がいい)。そして、三つ目。ここが肝だと思うのだが、個別株のアルファをピックアップするのが困難になってきているのではないか。株で一山当てようかと血眼になって相場に向き合うとき、誰しもが一番上がると思う株を選別する。しかし、もう個別株への投資ではインデックスには負けるわ、更に得べかりし利益(相対パフォーマンス)はレバレッジによって増幅される。更に更にライブドアショック以来、概ね大型株のリターンと小型株のリターンでは前者が上回ってきた。もう10年経つというのに。これでは指数中心の商いになるのは仕方がないのかもしれない。だからこそ、相場のキーとなるとは指数の変化なのだ。 さて、日経平均そのものに目を移すと、東証1部の2月月間出来高は581億株を記録した。このレベルの出来高は2013年7月まで遡らないとお目にかかれない久しぶりの大相場だったわけである。因みに民主党時代に付けた2008年10月の最悪値(最安値)6994円の時は577億株、東日本大震災の2011年3月は686億株、あの大混乱を引き起こした日経平均大量入れ替えの2000年4月に至っては136億株だから、このレベルの出来高は相当なモノであると何となく理解されたい。 加えて月間高安の値幅が3040円(高値17905-安値14865円)もある。これを超える値幅を記録したのはここ20年で実は2回しかない。2008年10月(最悪値)の4442円、そして昨年8月の3232円である。昨年8月は547億株という相当な月間出来高も記録している(だから高値なのね)。こうして見ると、20年に一回あるかどうかの「出来高+値幅」を昨年8月とこの2月に記録している。所謂、「際」というのはこういうものではなかろうか。 その指数だが、ある銘柄の株価は3万円を超えており、日経平均銘柄構成比率では約1割を占める。小売業にもかかわらずPBRは4倍超、ここ数10年で国内衣料品の値下げを引っ張ってきたデフレ経済の権化ともいえる。こういう銘柄が指数を引っ張るのだからデフレ脱却なんぞ本気で出来るものではないと私は確信している。ユニクロが5万円、10万円になって指数が25000円になったら明るい世の中になっていると思いますか? 以上 ---- 執筆者名:加賀田浩子 《NO》
関連銘柄 5件
6753 東証プライム
963.7
9/27 15:00
+35.7(3.85%)
時価総額 626,797百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7203 東証プライム
2,751.5
9/27 15:00
+25(0.92%)
時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
1,451
9/27 15:00
-30.5(-2.06%)
時価総額 19,272,175百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
2,818
9/27 15:00
-76.5(-2.64%)
時価総額 7,155,606百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(2.26%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17