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ダイヤモンドダイニング Research Memo(8):「九州 熱中屋」を筆頭とした高収益ブランドが新規出店の軸

2016/3/9 16:21 FISCO
*16:21JST ダイヤモンドダイニング Research Memo(8):「九州 熱中屋」を筆頭とした高収益ブランドが新規出店の軸 ■決算概要 (3)成長戦略の進捗 ・出店計画(ブランドマネジメント戦略)の進捗 ダイヤモンドダイニング<3073>の2016年2月期第3四半期までの新規出店は、飲食(国内)36店舗、飲食(海外)1店舗、アミューズメント3店舗の合計40店舗となり、通期計画45店舗に対して順調に進捗した。特に、「九州 熱中屋」22店舗を筆頭として、「わらやき屋」「ベルサイユの豚」「BAGUS」(アミューズメント)といった高収益ブランドが新規出店の軸となっている。なお、「九州 熱中屋」22店舗のうち13店舗は、関西養老乃瀧から取得(資産譲受)したものであるが、若干現地仕様に変更を加えたことも奏功して順調に立ち上がった。同社では、これまで未開拓であった関西圏への出店拡大の足掛かりとして確かな手応えをつかんだようである。 また、関東圏においては、高知県食材を使用した懐石料理を提供する完全紹介制の「桂浜」、増田セバスチャン(ますだせばすちゃん)氏プロデュースのコンセプトレストラン「KAWAII MONSTER CAFE HARAJUKU」、非アルコール業態への展開に向けたステーキ専門店「ザ・ステーキ六本木」など、いずれも同社の業態開発力を活かした個性的なフラグシップを出店した。また、九州料理専門店居酒屋「九州食堂 Gachi」については、「九州 熱中屋」よりも客単価を安く設定し、「ちょい呑み市場」を切り開く新業態として、特に郊外への出店拡大を図る方針のようである。 ・海外飲食事業(シンガポール)から事業撤退の方向性を決定 東南アジア圏での事業展開の足掛かりとする方針のもと、2014年4月からスタートしたシンガポールでの海外飲食事業は、買収により取得したラーメンダイニング業態5店舗、カフェ業態1店舗の合計6店舗を出店していたが、同国内における同業態間の競争が激化したことなどから軌道に乗せることができずに2016年1月に事業撤退の方向性を決定した。ただ、同社の中長期的な成長に向けて、海外展開が重要な戦略であるという認識は変えておらず、今回の反省を活かしながら、出店時期や場所、形態(ライセンスを含め)等を慎重に見定めて取り組む方針としている。 ・ウェディング事業の本格展開 新規事業として2014年12月からスタートしたハワイウェディング事業は、人的資源の制約などから立ち上がりに遅れが見られていたが、来期の本格稼働に向けて体制が整ったようだ。また、2016年秋頃には、国内でのウェディング事業の第1号店を京都に出店する予定である。同社は、飲食事業とのシナジー効果や優秀な人材の確保等が見込めるウェディング事業を、第3の事業及び収益の柱とする方針としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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ダイヤモンドダイニング、エスエルディー、湘南レーベル等を傘下に収める持株会社。飲食・アミューズメント事業、ホテル・不動産事業を展開。カプセルホテルは営業を再開。26.2期営業利益40億円を目指す。 記:2024/04/30