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ダイヤモンドダイニング Research Memo(7):グランサイバーカフェはインバウンド向けを中心に高水準の稼働率

2016/3/9 16:19 FISCO
*16:19JST ダイヤモンドダイニング Research Memo(7):グランサイバーカフェはインバウンド向けを中心に高水準の稼働率 ■決算概要 (2) 2016年2月期第3四半期累計決算の概要 ダイヤモンドダイニング<3073>の2016年2月期第3四半期累計決算は、売上高が前年同期比14.6%増の21,772百万円、営業利益が同52.7%減の270百万円、経常利益が同54.6%減の259百万円、四半期純損失が258百万円(前年同期は201百万円の利益)と大幅な増収ながら減益となった。また、のれんの減損損失(特別損失)等により純損失に転落した。 売上高は、前期出店分が期初から寄与したことに加えて、当第3四半期までの出店分により大きく伸長した。特に、高収益ブランドを軸とした新規出店は40店舗(前年同期は28店舗)と順調に進展している。また、既存店売上高も前年同期比0.5%増(国内全店)と堅調に推移した。 ただ、利益面では、積極的な新規出店による出店費用の拡大はおおむね想定内であったものの、海外飲食事業(シンガポール)の業績不振による損失幅の拡大から期初計画を下回る営業減益となった。加えて、海外飲食事業(シンガポール)からの事業撤退に伴うのれんの減損損失を含めた特別損失(310百万円)を計上したことにより純損失に転落した。 財務面では、総資産が新規出店による固定資産の増加等により15,099百万円(前期末比2.8%増)に拡大した一方、自己資本が純損失の計上により3,054百万円(同9.1%減)と縮小したことから自己資本比率は20.2%(前期末は22.9%)に低下した。 主な事業別の業績は以下のとおりである。 飲食事業は、売上高が16,331百万円(前年同期比16.4%増)、営業利益が824百万円(同26.1%減)と増収ながら減益となった。国内では、既存店売上高が前年同期比1.0%減とやや苦戦したものの、前期出店分の寄与に加えて、当第3四半期までの高収益ブランドを軸とした新規出店(36店舗)が増収に寄与した。ただ、利益面では、積極的な新規出店による出店費用の拡大はおおむね想定どおりであったものの、一部で想定以上の出店費用がかかったことにより減益となった。 一方、海外については、前期出店分の寄与により増収となったものの、海外飲食事業(シンガポール)における業績不振及びハワイウェディング事業の立ち上がりの遅れ等により営業損失が約250百万円(前年同期は約140百万円の営業損失)と損失幅が拡大した。また、海外飲食事業(シンガポール)からの事業撤退の方向性を決定したことに伴い、関連する固定資産及びのれんについて減損損失(200百万円)を特別損失に計上した。 アミューズメント事業は、売上高が5,411百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益800百万円(同37.4%増)と増収増益であった。前期出店分が期初から寄与したことに加えて、当第3四半期までの新規出店(3店舗)が増収に寄与した。また、既存店売上高も前年同期比4.5%増と伸長した。特に主力の「BAGUS」が顧客満足度を高める様々な施策の効果により好調に推移したことに加え、「グランサイバーカフェ」(インターネットカフェ)も高水準の稼働率を維持したもようである。また、同事業の利益面では、店内における飲食物提供強化施策等により原価率が若干上昇したものの、増収による固定費の吸収により利益率が14.8%(前年同期は11.8%)に大きく改善したことから大幅な増益となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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ダイヤモンドダイニング、エスエルディー、湘南レーベル等を傘下に収める持株会社。飲食・アミューズメント事業、ホテル・不動産事業を展開。飲食事業では新規出店店舗が業績貢献。26.2期売上高400億円目標。 記:2024/10/20