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デリカフーズ Research Memo(5):業界トップクラスの収益性を維持

2016/2/26 15:08 FISCO
*15:08JST デリカフーズ Research Memo(5):業界トップクラスの収益性を維持 ■同業他社比較、株主還元策について (1)同業他社比較 大手食品卸7社平均との比較で見ると、2015年度の会社予想経常利益率は他社平均で1.2%となっているのに対してデリカフーズ<3392>は2.2%と2倍弱の水準となっている。これは同社が顧客に対する提案型の付加価値創出型企業として、業界で確固たる地位を確立していることが背景にあると考えられる。今後も加熱野菜や機能性表示への取り組みなど競合他社との差別化を図りながら事業を拡大していく方針であり、業界トップクラスの収益性を維持していくものと予想される。 株価バリュエーションを見ると、実績PBR、今期予想PERとも他社平均よりも若干高い水準となっているが、これは売上高経常利益率やROEなどの収益性や今後の成長性の高さが評価されているものと考えられる。 (2)株主還元策 同社は株主還元策として、配当金と株主優待制度を導入している。配当金に関しては、配当原資確保のための収益力強化を図りながら、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としており、配当性向としては20%程度を1つの目安としている。2016年3月期の1株当たり配当金は、前期に実施した記念配当2.0円(東証1部指定記念配当)を除けば、横ばいとなる15.0円(配当性向26.2%)を予定している。 また、株主優待制度に関しては、9月末の株主に対して保有株数に応じて「こだわり野菜等の詰め合わせ」または同等価値のある「ジェフグルメカード(外食店で利用できる食事券)」(100株保有の場合、1,500円相当)を贈呈し、3年以上継続保有の株主(1,000株以上)に対しては、さらに高級米「命仁(みょうじん)」2Kgを贈呈する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25