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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:変わるバレンタイン

2016/2/14 12:03 FISCO
*12:03JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:変わるバレンタイン 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2016年2月12日7時に執筆 もうすぐ、バレンタインデーですね。私が高校生のころは、義理チョコも含めて何個もらえるかがモテ度の尺度になったし、現在でもテレビドラマをみると、恋人たちの特別な夜に女性から男性へチョコレートを贈るのが一大イベントになっています。ところが、現在、バレンタインデーに変化が起きているのをご存じですか。 江崎グリコ<2206>の調査によると、女性の贈り相手の最多は「女性の友達」(45%)。いわゆる「友チョコ」というやつですね。この結果、男性の4人に1人(26%)がチョコをもらえないのに、女子中高生はほぼ全員がチョコをもらっていることに。次いで「父親」が41%。「付き合っている人」の30%や「告白したい人」の9%を上回りました。 興味深いのは男性がチョコを贈る習慣もでてきていることです。2015年のバレンタインデーでは27%の男性がチョコを贈っており、高校生だと4割に上ります。こちらの贈り先は妻、母、付き合っている人の順番で、さすがに友チョコは少ない。 若者の草食化といわれ、恋愛に以前ほど関心がないような風潮がでています。もし、バレンタインのチョコをあげる対象が、恋人や義理チョコにとどまっていたら、恋愛離れとともに市場は頭打ちしていたでしょう。それが友チョコで若い女性のほとんどにパイをひろげたうえ、男性というほとんど未開拓の分野まで目をつけるとは、チョコ業界の商売上手には感心します。もともと、バレンタインにチョコを贈るというのも日本独自の風習で、モロゾフ<2217>が戦前に提唱したとされています。欧米では本でも花でもいいのですが、日本ではチョコとしか考えられませんよね。 チョコの新たな市場としては、健康分野での活用があげられます。明治ホールディングス<2269>傘下の明治は、2015年に愛知県蒲郡市、愛知学院大と大規模な産官学共同研究を実施。チョコレートを摂取すると、動脈硬化のリスク軽減や認知症予防の可能性があることを発表しました。テレビなどで見た方もいるかもしれません。単なるお菓子でなく、健康にも役立つとなると、こちらも新たな市場が開拓されます。 日本チョコレート・ココア協会の統計によると、国内のチョコレートの小売金額は2009年の4180億円が、2014年には4860億円と過去6年間を通じて、ほぼ右肩上がりで推移しています。少子高齢化で国内市場が縮小される懸念をさまざまな業界でききますが、メーカーの工夫しだいで、生き残りは可能ではないかと。国内株の投資家にとって明るい材料だと思います。 ---- 執筆者名:夢見る父さん ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記 《NO》
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