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MRT×オプティムが共同開発した遠隔診療サービス「ポケドク」とは!?

2016/2/9 9:26 FISCO
*09:29JST MRT×オプティムが共同開発した遠隔診療サービス「ポケドク」とは!? MRT×オプティムが共同開発した遠隔診療サービス「ポケドク」とは!? ~フィスコリサーチレポーター飯村真由の「取材レポート」~ みなさん、こんにちは。 フィスコリサーチレポーターの飯村真由です♪ MRT<6034>とオプティム<3694>が共同開発した「ポケットドクター(以下、ポケドク)」というサービスをご存知でしょうか? 国内初となるスマホ・タブレットを用いた遠隔診療サービスで、2016年4月よりサービス開始となります! 2月4日に「ポケドク」発表会が開催され、私も参加してきましたので、「取材レポート」をお届けしたいと思います。 ★まずは「ポケドク」の生みの親である両社をご紹介しましょう! 馬場稔正社長が率いるMRT株式会社は、「医療を思い、社会に貢献する」の企業理念のもと、医療情報のプラットフォームを提供している会社です。医師へ外勤先を紹介する「Gaikin」、医局と企業をつなぐ「ネット医局」などを展開しています。 一方、菅谷俊二社長が率いる株式会社オプティムは、「ネットを空気に変える」というコンセプトを掲げているIoTプラットフォームサービスのマーケットリーダーです。昨今では、建設、農業、コスメといった各産業とITを組み合わせる「○○×IT」によるイノベーション戦略を推進しています。あらゆる産業と融合し「わけのわからない会社」を目指しているユニークな会社です。 ★遠隔診療サービス「ポケドク」とは? オプティムの持つリモートマネジメントテクノロジーを遠隔診療サービス向けに必要なあらゆる機能を取り込み再構築したテクノロジーと、MRTが培ってきた医療情報および医師・医療機関のネットワークを組み合わせることで、医療を必要としている人々と遠隔地にいる医療の専門家をつなぐサービスです。 ★どんな思いで生まれた? 発表会冒頭、スクリーンに「6,000,000」という数字が映し出されました。 この数字は何だと思いますか? 昨年2015年に、満足に診療を受けられず、5歳以下で亡くなった子供の数だそうです。 続けて、MRT馬場社長は「私は幼い頃は小児喘息を患い、20歳の頃には交通事故で生死の境を彷徨ったことがあります。でも、私は幸運にも恵まれた国に生まれ、適切な医療を受けられたからこそ、こうして生き続けることができました」と、ご自身の経験を語りました。 「そうした私自身の医療への感謝が、いつでも・どこでも・誰でも・簡単に医師とつながることができるようなサービスを作りたい!世の中にはそのサービスが絶対に必要なのだ!という強い思いがありました。そして、その思いをオプティム菅谷社長との出会いによって、ついに実現することができました。ご賛同いただいた多くの医師の皆様に深く感謝しています」と馬場社長。 菅谷社長もまた、「私達が培ってきた技術力はポケドクを生み出すためにあるといっても過言ではないです。こうして素晴らしい医療サービスに関われたことが本当に嬉しく思っています」と語りました。 ★どんなサービスを受けられるの? ・「かかりつけ医診療」(保険適用) いつもの先生(初診をしてもらった医療機関)に、保険適用しながら再診を受けることができる遠隔診療サービス。 ・「予約相談」(5分1500円~) 全国にいる各専門医に予め時間を予約し、健康相談を行える遠隔医療相談サービス。「かかりつけ医診療」に続けて順次開始予定。 ・「今すぐ相談」(月額500円~) 24時間365日、いつでもどこからでも、すぐに医師に健康相談できる遠隔医療サービス。2016年度内に開始予定。 ★どんな風に診察するの? 相談者がスマートデバイス(スマートフォンやタブレット端末など)のカメラで映している高画質の映像・画像(バイタルデータ)を医師とリアルタイムに共有することで、医師は相談者の状態を詳細に把握することができます。その際、医師は赤ペン機能や指差し機能を用いて、映してほしい箇所の指示や症状の説明を的確に行うことができるという仕組みです。これらのテクノロジーはリモートテクノロジー分野で多くの特許技術を保有するオプティムが開発・提供しており、ポケドクでも使われています。特に、スマホ・タブレットなどの携帯端末における、ビデオ通話中に遠隔からの操作指示や支援を行うテクノロジーでも特許を取得しており、他社には実現できない診察を実現することができます。 ★患者側だけではく医師側にもメリットが!? 仕事が忙しくて病院に行く時間がない、なんとなく身体に違和感があるけど病院に行くべきか迷う、体調が急変したのが深夜で朝まで待つのは辛いし不安、といった時、移動の手間もなく、時間や場所を選ばずに医師に相談できるのは、患者にとって大きなメリットです。特に、小さなお子さんや介護中のお年寄りがいる家族にとって、緊急性の有無や応急処置の方法などがすぐにわかれば安心ですよね。 そして、医師のスキマ時間を活かしてもらうことで医療資源の有効活用ができることは医療界にとってもメリットです。なかでも、産休中の女性医師が子育てをしながら自宅で遠隔診察できるというのは大きなメリットではないでしょうか。 「ポケドク」には、すでに全国1340施設(国内医療施設の約1%)が参画しており、19年3月までに全国10,000施設(国内医療施設の約10%)以上を目指す方針です。 2月4日引け後に「ポケドク」のリリースを正式に発表し、MRTが5日・8日と2連続ストップ高になるなど大きな期待が向かっているようですよ。 4月のサービス開始が待ち遠しいですね♪ 《SF》
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医療人材紹介サイトを運営。オンライン診療サービスも手掛ける。東大医学部付属病院の互助組織が法人化して誕生。医師目線によるサービス提供が強み。グループ会社がインドネシアでスマート在宅医療の実証実験を開始。 記:2024/10/22