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イーストン Research Memo(6):半導体や電子部品を主として扱う技術系エレクトロニクス商社

2016/1/13 16:14 FISCO
*16:14JST イーストン Research Memo(6):半導体や電子部品を主として扱う技術系エレクトロニクス商社 ■会社概要 (1)沿革 ルネサスイーストン<9995>は1954年に福島電気工業(株)として設立された。かねてより電気・電子部品の販売を手掛けてきたが、日立製作所<6501>と電子管についての第1号の特約店契約を締結し、事業を拡大させてきた。 同社は日立製作所と密接な関係にはあったが、広範囲にわたる日立製作所の事業分野の中の半導体製品、電子部品製品の領域に特化していた。そうしたなか、日立製作所は汎用DRAMをエルピーダメモリ(株)(現マイクロンメモリ ジャパン(株))として、ロジック系半導体を(株)ルネサステクノロジとして分社化した。こうした流れのなか同社は、2003年にルネサステクノロジの販売子会社であった(株)ルネサス販売と特約店契約を締結し、また2009年4月にはルネサス販売の子会社であった(株)ルネサスデバイス販売と合併し、現社名に変更した。その後、ルネサスエレクトロニクス(ルネサスエレ社)の誕生に伴いルネサスエレ社の特約店となった。 このような沿革を反映して、ルネサスエレ社が最大株主として同社株の21.50%(2015年3月31日現在)を保有するほか、日立製作所も2.31%(同)を保有しており、ビジネスと資本の両面において、両社と深いつながりを有している。ルネサスエレ社は、同社が2015年2月25日に発表した「新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ」にあるように、同社株式150万株を売り出したが、これは投資家層の拡大と株式流動性向上のためであり、両社は従来どおりの強固な関係を維持している。 株式市場には1984年に店頭登録をして株式を公開した。その後、大阪証券取引所JASDAQへの上場を経て、2014年2月に東京証券取引所第2部に上場した。さらに同年9月には、早々に東証1部に指定替えとなり現在に至っている。 (2)事業の概要 同社は半導体や電子部品を主として扱う、技術系エレクトロニクス商社である。ルネサスエレ社製の集積回路(ICチップ)を主体に、半導体素子(トランジスタ、ダイオードなど)や表示デバイス(LCDパネルなど)、一般電子部品などを扱っている。 商材の仕入先はルネサスエレ社が約80%、日立グループが約5%、それ以外が約15%という構成だ。この15%の部分を同社は新規ビジネスもしくはCSB(Customer Satisfaction Business)と称している。CSBの製品は海外メーカーのものも多く、向け先としては民生向けなどが多いという特徴がある。 最終需要先としては産業と自動車がそれぞれ40%前後を占め、残りをアミューズメントと民生・OA・通信が占めている。産業をさらに細分化すると、設備投資関連と生産部品との両方が含まれている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
関連銘柄 2件
6501 東証プライム
3,761
10/4 15:00
-20(-0.53%)
時価総額 17,438,136百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
9995 東証プライム
749
5/29 15:00
±0(0%)
時価総額 19,794百万円
半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30