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ダイナック Research Memo(4):15/12期2Qは、大幅増収増益で着地

2015/10/1 16:45 FISCO
*16:45JST ダイナック Research Memo(4):15/12期2Qは、大幅増収増益で着地 ■業績動向 (1) 2015年12月期第2四半期(中間期)決算 ダイナック<2675>の2015年12月期中間期は、売上高17,387百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益213百万円(同36.9%増)、経常利益209百万円(同44.4%増)、当期損失2百万円(前年同期は当期利益37百万円)と大幅増収増益で着地した。なお、当期損失は税制改正による実効税率引き下げに伴い繰延税金資産の取り崩しを行ったことが要因だ。 計画との比較では、弊社が最も注目していた売上高が、計画を97百万円上回った。利益面では営業利益と経常利益が若干ショートしたが、これは倶楽部ダイナック(顧客会員カード)の予想以上のメンバー増加により、ダイナックポイントの引当金繰入額が増加したことや、パートナー(アルバイト、パートの社内呼称)の福利厚生制度新設などで販管費が増加したことが要因だ。これらは今後の収益拡大につながる、言わば前向きな費用であり、懸念材料ではないというのが弊社の理解だ。 最も注目すべきは、売上高と売上原価の動向だ。売上高については同社の既存店売上高が前年同期比101.1%となった。業界全体の値が100を下回って前年割れしているのと比べると相対的に好調と言える。同社が業界平均を上回った理由としては、倶楽部ダイナックの好調、首都圏の特に都心部に店舗が集中していること、各店舗におけるサービス向上策の奏功、などを挙げることができよう。 売上高に占める売上原価の割合は前年同期に比べて0.6%ポイント低下した。事業環境としては円安や全般的な食材価格の値上がりなどの逆風が見られたが、同社は、食材の共通化、省エネ・光熱費削減、店舗管理コスト削減などで吸収し、原価率の改善へとつなげた。 今中間期の新規出店は、直営ビジネスで4店、受託ビジネスで6店の計10店で、一方で閉店が4点あった。その結果総店舗数は2014年12月期末の251店から今中間期末は257店に6店増加した。また、既存店の業態転換が3店あった。主な新規出店・業態転換は、「魚盛」「虎連坊」「HIGHBALL'S」などであった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07