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北恵 Research Memo(4):商社ながら付加価値の高い施工付販売に取り組む

2015/9/28 16:50 FISCO
*16:50JST 北恵 Research Memo(4):商社ながら付加価値の高い施工付販売に取り組む ■会社概要 (3)競合、特色、強み 北恵<9872>の事業は住宅用建材の仕入販売であるため、販売動向は全体の住宅着工件数に左右されるのは避けられない。しかし同社は2,000社以上の仕入先、販売先を抱えていることから、特定の取引先の影響を受けることは少ない。言い換えれば、資金回収や商品納入のリスクが分散されており、これは同社の強みの1つと言える。 また施工付販売を行っていることも同社の特色だろう。既に15年前から施工付販売を行っているが、その時からインターネットの時代に入れば、単に商品を右から左へ流す事業は伸び悩むと予想していた。そのため同社では、少しでも付加価値を付けた販売が必要であると考え、施工付販売を開始した。 同社の施工付販売の主なものは外壁工事であり、ニチハ、LIXIL、ケイミュー等のメーカーから資材を仕入れ、同社が施工まで行うもの。特色(強み)としては、同社独自の施工基準を設けており、「K-PHOTO!」による施工管理や施工確認書による品質管理を徹底していること。さらに同社独自の「外壁工事瑕疵10年保証制度」を付けており、これにより工務店やハウスビルダーの瑕疵担保責任(10年)をバックアップしている。このような同社独自の各種制度などの成果もあり、2015年11月期第2四半期累計期間(2014年12月-2015年5月)では4,907棟(月平均818棟)の施工付外壁工事を受注した。 住宅用建材を取り扱う商社・卸などの競合企業は無数にあるが、大手ではジャパン建材(JKホールディングス<9896>のグループ会社)、ジューテックホールディングス<3157>、OCHIホールディングス<3166>などが主な競合企業である。これらの大手競合企業とは取扱商品はほとんど同じであり、特に違いはない。ただし、販売においては、これらの競合企業は比較的ルート(代理店)販売が多く、同社のほうが直接販売の比率が高い。直販比率が高いと販売費用はかかるが、一方でユーザー(工務店、住宅メーカー等)やエンドユーザー(施主)からの生の声(意見、要望等)を聞くことが可能であり、これがオリジナル商品の開発や提案型営業に役立っているようだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SF》
関連銘柄 4件
3157 東証スタンダード
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時価総額 15,667百万円
住宅資材の専門商社。中古マンションリノベ業者向けに強み。PB商品や非住宅分野を強化中。24.3期3Q累計はエネ商材の大口案件が剥落。合板や木材の需要も冴えず。今年5月に兵庫県の住宅資材販売会社を買収予定。 記:2024/04/09
3166 東証スタンダード
1,413
9/27 15:00
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時価総額 19,232百万円
住宅建材・設備商社。内装材等の住宅建材、キッチン等の住宅設備を扱う建材事業が主力。空調機器の販売、住宅建築用木材の加工等も。配当性向は30%以上目途。脱炭素関連商材の拡販、非住宅市場の開拓などに注力。 記:2024/07/01
9872 東証スタンダード
926
9/27 15:00
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時価総額 9,271百万円
住宅資材の専門商社。関西地盤。フローリング材の国内輸入シェア高い。商品調達力、メーカー機能を有する点などが強み。LIXIL、ノーリツなどが主要取引先。環境配慮商品、オリジナル商品の拡販等に取り組む。 記:2024/05/06
9896 東証スタンダード
1,034
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時価総額 32,923百万円
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