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イーレックス Research Memo(2):主力事業は電力の卸売販売と需要家への小売販売

2015/9/25 16:02 FISCO
*16:02JST イーレックス Research Memo(2):主力事業は電力の卸売販売と需要家への小売販売 ■会社概要 (1)沿革 イーレックス<9517>は日短エクスコ(株)の多角化の一環として1999年、「日短エナジー株式会社」として設立され、翌年に現社名に社名変更した。2000年に「特定規模電気事業者(PPS)」制度が創設されたのを受けて、2001年1月に経済産業省へPPSとしての届出を行い、同年4月に九州地区で、同年11月に関東地区で、それぞれ電力小売事業を開始した。 その後、電力販売地域を東北地区、中部地区、及び関西地区と、販売地域を順次拡大する一方、五井コーストエナジー(株)への出資やイーレックスニューエナジー(株)及びイーレックスニューエナジー佐伯(株)の設立を通じて電源確保の取組みを行ってきた。 株式市場には2014年12月に東京証券取引所マザーズに上場し現在に至っている。 (2)事業モデル 同社の事業は、特定規模電気事業者、いわゆる新電力(PPS)として、電力の卸売販売及び需要家に対して小売販売することである。従来、日本では東京電力<9501>に代表される大手電力会社(制度上は「一般電気事業者」と呼ばれる)が地域独占で電力供給を担ってきた。しかし、電力自由化の流れの中で2000年にPPS制度が創設され、同社は3社目の登録事業者としてこの事業を開始した。 同社は、自社発電、発電事業者、及び日本卸電力取引所(JEPX)の3つのルートで電力を調達し、JEPXを通じで卸売を行うほか、現在自由化されている特定高圧分野(2000kW以上。大型工場及び大規模オフィスなど)、高圧分野(50kW以上2000kW未満。中小工場、スーパーなど)に電力を小売販売している。低圧分野(50kW未満。一般家庭及びコンビニ・商店など)については、2015年現在は販売が規制されているが、2016年4月以降は低圧分野への電力販売が自由化され、同社も販売が可能となる予定である。 同社は連結ベースの社員数が51名(2015年3月末現在)と少数精鋭をモットーとしている。その陣容で日本のほぼ全域を対象とした営業活動を行える秘訣は、「代理店制度」にある。同社は2015年7月末現在、1,129店の代理店を活用し、5,159件の需要家数を獲得するに至っている。2015年3月末との比較では、4ヶ月間のうちに代理店数は112店、需要家数は1,351件、それぞれ増加したことになる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《RT》
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電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
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相対や取引所を通じて調達した電力を小売販売。自社でバイオマス発電所も。大口の高圧顧客伸ばす。逆ざや販売も解消。ベトナムなどアジア諸国で発電所建設へ。JFEエンジ等4社引受先に第三者割当増資し財務改善。 記:2024/08/26