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アドベンチャー Research Memo(6):ニッチな市場で独自のポジショニングを確立
2015/9/16 16:13
FISCO
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*16:13JST アドベンチャー Research Memo(6):ニッチな市場で独自のポジショニングを確立 ■業界構造 フォーカスライトJapanの調査によれば、国内線の市場規模(2013年度)は約2兆2,000億円であり、そのうちオンライン市場は約1兆円規模と推定されている。ただ、国内線のオンライン市場は、80%強をJALやANAといった大手航空会社の直販が占めているところに特徴がある。これは、大手航空会社が直販を重視してきたことを反映するもので、最近ではLCCの参入により国内線のOTA市場も伸びているものの、全体からすればまだまだ小さいと言える。また、アドベンチャー<
6030
>のようにLCCだけでなくJALやANAを含めてすべての国内線を取り扱っている同業他社(パックを除く)は上場会社には存在しない。大手航空会社における直販政策の動向が、同社にとっても何らかの影響を及ぼす可能性は否定できないが、その一方で、直販比率の高さが他社の参入を阻んできたとの見方もできるため、同社がニッチな市場で独自のポジショニングを確立できた要因の1つにもなっているとも考えられる。 一方、今後のOTA市場の動向に大きな影響を与えるLCCについては、航空会社数の増加とともに、路線数も順調に拡大している。ただ、2014年の国内LCC比率は7.5%であり、北米(30%)、西欧(39%)、中南米(32%)、東南アジア(52%)に比べて極めて低い水準にとどまっている(国土交通省)。 ※海外のLCC比率については、2012年のLCC座席シェア比率(座席キロベース) また、同社が事業領域の拡充をもくろむ旅行市場全体(宿泊を伴う国内旅行にかかる、宿泊施設及び運送機関の総販売額)で見ると約8兆7,000億円の大きな市場を形成しているが、そのうちOTAによる取扱高は約1兆1,000億円規模であり順調に伸びている。OTAの上位には、楽天トラベル、リクルート(じゃらん)を2大勢力として、i.JTBや一休<
2450
>などが存在する(フォーカスライトJapan)。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
関連銘柄 2件
2450 東証1部
一休
3,420
3/11 15:00
-10(-0.29%)
時価総額 99,625百万円
上場廃止 記:2016/06/07
6030 東証グロース
アドベンチャー
3,610
11/27 15:30
-95(-2.56%)
時価総額 28,804百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
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