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ムサシ---高値圏での推移続く、メディアコンバート事業の成長拡大への期待大

2015/9/3 12:20 FISCO
*12:20JST ムサシ---高値圏での推移続く、メディアコンバート事業の成長拡大への期待大 ムサシ<7521>の足元の株価が堅調だ。年初以降、上昇する13週、26週線を支持線とした緩やかな上昇トレンドが継続しており、6月以降は1550-1600円水準での高値圏での推移が続いている。チャイナ・ショックなど外部環境の悪化による市場混乱のなか、同社株価は9月1日には1640円と約3ヶ月ぶりに年初来高値を更新。昨年11月以来の高値水準を回復している。 足元の業績は好調である。2016年3月期第1四半期(15年4-6月)決算は、売上高が前年同期比9.5%増の82.76億円、営業利益が同10.8倍の3.48億円、経常利益が同5.0倍の3.90億円、四半期純利益が同3.8倍の2.54億円だった。情報・産業システム機材は、スキャナー等の電子化機器の販売が伸長したほか、非破壊検査機材の販売も順調に推移した。 また、文書のデジタル化事業(メディアコンバート)については、民間企業からの受注が伸びた。選挙システム機材は、4月に実施された統一地方選挙向けに投票用紙交付機や読み取り分類機などの機器やシステムの販売が好調だった。 今期、特に注目されているのが文書のデジタル化事業である。メディアコンバート事業はその潜在的市場規模の大きさや、同社が有する競争力等を背景に高い成長性が望めることから、同社の成長エンジンとして、選挙システム機材事業と並ぶ収益源になると期待されている。 このメディアコンバート事業は、これまで官公庁・地方自治体からの発注が大部分を占めていたが、企業業績の回復が追い風となって、民間企業からの文書デジタル化需要が一気に顕在化。案件数の増大に伴い、同社は採算性を重視した受注活動を推進している。2016年3月期は受注比率で民間企業の方が上回ると見込んでおり、成長拡大への期待が高まっている。 《SF》
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情報・印刷・産業システム機材が主力。1946年創業。金融汎用・選挙システム機材、紙・紙加工品等も。選挙システム機材で国内トップシェア。業務用ろ過フィルターは販売順調。デジタル非破壊検査機器の販売等に注力。 記:2024/09/02