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ヒマラヤ Research Memo(5):16/8期の経常利益は過去最高を更新し、更なる成長を目指す

2015/8/17 17:04 FISCO
*17:05JST ヒマラヤ Research Memo(5):16/8期の経常利益は過去最高を更新し、更なる成長を目指す ■今後の見通し (2)中期経営計画 現在、進行中の中期3ヶ年計画では、最終年度となる2017年8月期に連結売上高86,000百万円、経常利益3,400百万円を経営目標値として掲げている。計画達成の前提となる店舗数は、グループ全体で2017年8月期に187店舗まで拡大する計画となっている。 出店ペースとしては、ヒマラヤ<7514>が年間10店舗ペースの出店を継続するのに対して、B&Dは2016年8月期に6店舗、2017年8月期に9店舗と出店を加速していくことを基本方針としている。これは東京オリンピック・パラリンピックの開催を2020年に控えて、首都圏を中心にスポーツ小売用品市場の拡大が期待されるためで、B&Dが持つ専門性の高いスポーツ用品店としてのブランド力を生かしていくのが狙いだ。 経常利益に関しては2016年8月期に過去最高益(2013年8月期、2,671百万円)を更新し、更なる成長を目指していく。経常利益率に関しては、適時適量仕入による在庫管理の徹底やプロパー販売力の強化による値引き負担の軽減、PB商品の売上構成比率上昇、仕入規模の拡大による価格交渉力の向上などによって総利益率をさらに改善していくことで、2017年8月期に4.0%を目指す計画となっている。現段階では総利益率の改善は順調に進んでおり、中期経営計画の達成に向け、順調な滑り出しをみせていると言える。 国内のスポーツ小売用品の市場規模は年間で約1兆5,000億円~1兆8,000億円の水準だが、市場の過半はまだ個人経営の店舗で占められている。このため、今後も大手チェーン企業が新規出店によって市場を開拓する余地は大きい。同社は中小規模商圏を出店ターゲットとして今後も出店数の拡大を図っていくとともに、「接客力」の向上を図ることで地域1番店を目指し、成長を進めていく戦略だ。 中期経営計画が達成されれば、次のステップとして売上高1,000億円が目標となってくる。同社の場合、東北・北海道などまだ進出していないエリアが残されており、将来的にはこうしたエリアへ展開することで、更なる成長は可能とみられる。エリア拡大に当たっては、M&Aも経営の選択肢の1つとなってこよう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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大型総合スポーツ用品店「ヒマラヤ」を全国展開。岐阜市に本社。オリジナル商品の企画・開発、ECサイト運営等も。24年2月末時点のグループ店舗数は98店舗。中期経営計画では26.8期売上高690億円目標。 記:2024/06/09