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フルスピード Research Memo(5):業績が成長局面に入る可能性は高い

2015/8/11 16:54 FISCO
*16:55JST フルスピード Research Memo(5):業績が成長局面に入る可能性は高い ■成長戦略 フルスピード<2159>は2016年4月期を最終年度とする中期3ヶ年計画を進めており、今まで実施してきた新規事業に対する開発投資や、既存事業における収益構造転換への取り組みによる成果が顕在化する今期を収益化フェーズの年と位置付けてきた。当初の業績目標は売上高で14,000百万円、営業利益で1,000百万円を掲げていたが、前期実績が計画を下回ったこともあり、それぞれ若干引き下げた格好となっているが、再成長に向けた事業基盤の整備は進んでおり、今期以降業績が成長局面に入る可能性は高いとみられる。 また、今期は新たな注力領域として訪日観光客をターゲットとした広告支援サービスや、スマートフォン向けのサービスなども強化していく方針を打ち出している。いずれも今期業績へのインパクトは軽微だが、中期的な成長ポテンシャルとしては大きいとみており、今後の取り組み動向が注目される。 (1) DSP市場の見通しと同社の取り組み ここ数年で市場が急成長しているRTB経由のディスプレイ広告市場は、2014年見込みの500億円から、2017年には1,000億円を超える市場規模に拡大すると予想されている。DSP市場で後発となる同社の売上高は年間数億円規模とまだ小さいものの、前述したように高い技術開発力をベースとした独自のターゲティング配信機能などを盛り込むなど差別化を図ることで、市場シェアの拡大を目指している。 DSP市場ではフリークアウト<6094>やサイバーエージェント<4751>の子会社である(株)マイクロアドなどが業界大手だか、大手でも売上規模は年間で40~50億円程度の規模であり、参入事業者も10社以上とまだ群雄割拠の状況であり、今後の戦略次第でシェアの拡大も十分見込めるフェーズにあると考えられる。同社では、ターゲティング配信機能の拡充に加えて、月間1,000億インプレッションと国内最大級を誇る配信在庫数、3PASサービスとの連携による広告費用の最適化支援サービスなどを強みとして、顧客数の拡大を進めていく戦略だ。 また、国内のアド・テクノロジー分野で業界トップの知見を持つ(株)ジオロジックの代表取締役 野口航(のぐちわたる)氏を7月に社外取締役として招聘しており、同氏が持つ最新のデータ分析、アルゴリズム分析技術を今後の製品開発に生かしていくことも期待される。ビッグデータを経営戦略として活用する企業が増えるなかで、顧客企業が保有するデータベースと同社のアドネットワーク技術を融合し、より投資効果の高い広告ソリューションを実現するDMP(データマネジメントプラットフォーム)サービスへの展開も進めていく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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