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*17:14JST 健康コーポレーション---第1四半期の結果にコミットできるか 健康コーポレーション<2928>が8月に発表する2016年3月期第1四半期（15年4-6月）決算が注目される。パーソナル・トレーニングジム「RIZAP」(ライザップ)の快進撃が続く同社は、最大の強みである広告宣伝活動を活かした事業シナジーの最大化に取り組んでいる。ここ最近は例年、第1四半期営業損益で赤字となる傾向にある。14年3月期第1四半期の営業損失は5.92億円、15年3月期についても4.59億円の営業損失だった。 例年通りの営業損失は想定内であるものの、足元では消費者団体による広告表示の是正の申入れがあったことで、30日間全額返金保証制度について全面リニューアルを実施しており、それに伴う広告の変更を行ったこともあり、これが業績にある程度影響があったのではないかという懸念もある。 特に30日間全額返金保証制度のリニューアルの影響は相当大きくなる可能性がある。今回の変更点は、返金に際しての会社による承認規程を全面的に撤廃したほか、自己都合・担当変更等による退会も、全て全額返金の対象にしたことにある。ライザップは、2カ月間トレーニングをする標準的なコースで、約30万円と決して安くない料金である。それとは別に入会金5万円も必要である。月会費1万円などといった通常よくあるスポーツジムとは違う。一人の退会で35万円もの売上が減ることになる。 また、一部週刊誌報道などによるイメージダウンの影響も避けられないのではないか。株価も5月高値1085円をピークに足元で調整が続いており、7月に入り600円台とさえないことも、このような影響とみられよう。「結果にコミットする」を掲げるなか、第1四半期の結果にコミットできるかが注目される。 《SF》