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ミルボン Research Memo(4):中計目標として売上高350億円、営業利益70億円を掲げる

2015/8/4 16:52 FISCO
*16:52JST ミルボン Research Memo(4):中計目標として売上高350億円、営業利益70億円を掲げる ■中期経営計画の概要と進捗状況 (1)中期経営計画の概要と業績目標 ミルボン<4919>は2015年12月期からスタートした新中期経営計画に取り組んでいる。これは2019年12月期までの5ヶ年中期経営計画で、“『美しさを拓く。』Find Your Beauty”をスローガンに掲げ、「アジアNo.1」かつ「世界ベスト5」の実現を目指すというものだ。同社は、「世界No.1のグローバルプロフェッショナルメーカーを目指す」という長期グローバルビジョンを掲げており、今中期経営計画はそこに至る過程の重要なステップという位置付けだ。今中期経営計画の計数目標として、2019年度の売上高35,000百万円、営業利益7,000百万円を掲げている。 新中期経営計画の中で特に強調されているのは「海外展開」あるいは「グローバル」ということだ。「新中期事業構想のポイント」のいずれもが接頭語として“グローバル”を使用している点に象徴的に表れている。同社がこのようにグローバル展開を強調するのは、長期的に見た場合、国内市場がマイナス成長市場となることへの危惧だ。こうした見方に至った背景には日本の少子高齢化の進展という現実がある。 ただし誤解すべきでないことは、ヘア化粧品の国内市場の成長はまだ当面は継続する可能性が高いということだ。弊社では、女性の年齢別人口分布の状況から、美容人口に直結する女性の人口は2023年頃まではゆるやかに増加基調が続くとみている。女性の平均寿命が長いことと、多くの女性は年齢にかかわらず「美」への意識・欲求が高いためだ。人口動態統計から、日本の女性の人口減少が顕著になるのはその後の10年間(2023年から2033年)であると考えられる。したがって、同社の国内事業の環境としては当面の間は市場拡大が継続し、その中でシェア拡大を実現できれば市場全体を上回る成長率を達成することも十分可能であると弊社ではみている。同社にとって重要なことは、国内市場がいよいよ頭打ちとなったときに、成長エンジンを国内から海外へとスムーズに切り替えることができる体制を確立することだ。同社の2019年12月期の業績計画における売上高の地域別内訳を見ると、同社も上述のように考えて海外展開強化を急いでいるものと推察される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ヘアケア用剤、染毛剤が主力。ヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」などを展開。パーマネントウェーブ用剤、化粧品の製造・販売等も手掛ける。オーガニックブランド「ヴィラロドラ」は導入店舗数が拡大。 記:2024/09/02