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ミルボン Research Memo(1):国内トップからアジアトップ、世界トップへと拡大中

2015/8/4 16:46 FISCO
*16:46JST ミルボン Research Memo(1):国内トップからアジアトップ、世界トップへと拡大中 ミルボン<4919>はヘア化粧品の専業メーカーで、プロフェッショナル市場(美容室向け市場)における国内トップシェア企業である。日本市場では長らく欧米メーカーが強みを持っていたが、同社はヘア化粧品や美容技術の開発に取り組み、国産メーカーのリーディングカンパニーとしての地位を確立している。 同社は2019年12月期を最終年度とする5ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。中長期的に成長エンジンを海外市場に求めて行かざるを得ないことは明白であり、今中期経営計画はその基盤づくりという位置付けだ。2015年12月期の第2四半期(中間期)決算においては、各国の販売状況が計画を上回って順調に推移していることが確認された。 国内ヘア化粧品市場の中核を成すヘアケア用剤市場では、エイジングケアへのニーズや、個々の消費者への個別対応のニーズが高まっている。同社はそうしたニーズの変化に沿った製品の投入により、シェアを上昇させてトップメーカーとしての地位を盤石なものとすることに成功している。 2015年12月期の中間期では株主還元の点で変化がみられ、中間配当の増配が行われた。同社は配当による株主還元を基本とし、配当性向40%を目安として掲げているが、これまでは増配の判断は期末に行われてきた。今回の中間配の増配は、同社の業績への自信と株主重視のアピールが背景にあるとみられる。同社は期末配についても増配を発表しているほか、業績次第では更なる還元拡大の可能性も示唆している。 ■Check Point ・国内プロ用市場のヘアケア・染毛剤分野でトップ企業に成長 ・海外事業は順調に進捗、各国で計画を上回る利益状況 ・中間期の利益の進捗度は50%を超える (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ヘアケア用剤、染毛剤が主力。ヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」などを展開。パーマネントウェーブ用剤、化粧品の製造・販売等も手掛ける。オーガニックブランド「ヴィラロドラ」は導入店舗数が拡大。 記:2024/09/02