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フジコー<2405>---バイオマス発電に注力する政策が追い風に

2015/7/27 13:54 FISCO
*13:54JST フジコー<2405>---バイオマス発電に注力する政策が追い風に ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』7月9日放送において、フジコー<2405>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社概要廃棄物処理・リサイクル事業を主力に、食品系リサイクルや建設系リサイクルなども手掛ける。許可品目の多さや多様な廃棄物の取扱い、最新鋭の処理施設と技術の導入などに強みを持つ。建設系廃棄物を原料としたバイオマス発電にも注力している。 ■同社の事業内容について建設系リサイクル事業、食品系リサイクル事業、白蟻解体工事、森林発電事業の4つのセグメントで構成されている。 (1)建設系リサイクル事業首都圏近郊の廃棄物処理会社、ハウスメーカー、工場、倉庫、ショッピングセンター等からの委託を受け、木屑、紙屑、廃プラスチック類、がれき類等の産業廃棄物及び一般廃棄物を受入れ、同社が保有する施設において、焼却、破砕、リサイクル処理を行っている。また、発電施設では、受入れた木屑等のバイオマス(生物資源)を原料とした発電により、CO2削減を推進し、自然エネルギーとして付加価値の高い電力販売を行っている。毎時1,800kW(1日43,200kW)の発電能力は、バイオマスによるものとしては非常に高効率。また、住宅、アパート等の新築、改築時に発生する廃棄物を発生場所から処理施設まで運搬する収集運搬業務も行っている。 (2)食品系リサイクル事業スーパーマーケットやレストラン、食品加工工場等から委託を受け、食品廃棄物のうち、リサイクルが可能な食品循環資源である産業廃棄物及び一般廃棄物を受入れ、同社が保有する施設において、発酵分解による堆肥化、メタン発電による発電、乾燥及び発酵による飼料化へのリサイクルを行っている。現在は、スペースや時間的な効率の高い飼料化(特に液状飼料)への集約を進めており、同社が保有する養豚施設「鉾田ファーム」では、液状飼料を利用した豚の肥育も行っている。また、再生堆肥の品質向上を目的として、農作物の栽培試験及び農作物の生産販売を関係会社の遊楽ファームで行っている。 (3)白蟻解体工事ハウスメーカー、工務店などの建築関連事業者からの依頼により、住宅及びアパート等の解体工事、白蟻予防工事の見積もり調査及び施工を主として行っている。また、リフォーム会社からの依頼により、既存住宅の白蟻防除工事、家屋害虫の駆除工事等も行っている。 (4)森林発電事業森林資源である未利用木材、製材所から発生する製材屑等を購入し、同社が保有する燃料化工場(一戸森林資源)で破砕、粒度及び水分調整を行うとともに、製品化された燃料チップを原料として、同社が保有する発電施設(一戸フォレストパワー)において自然エネルギー電力の発電を行う事業である。発生した電力は同社のPPS(新電力会社:御所野縄文パワー)を通じて、地元の小中学校、役場等の公共施設、事業会社へ供給を行う予定である。現在、16年の営業開始に向けて建設工事を行っている。 ■注目点政府が6月に決定した30年度の望ましい電源構成(ベストミックス)案では、再生可能エネルギーの比率を22~24%に引き上げる方針が示された。特に、安定して発電できる地熱、水力、バイオマスを推進する。経済産業省がバイオマス発電所の一部について遠隔監視を認める検討に入ったと報じられており、今後もバイオマス普及に向けた具体的な政策の実施が期待される。バイオマス発電に注力する同社にとって追い風となるだろう。 ■足元の業績15年6月期の第3四半期(14年7月-15年3月)決算は、売上高が前年同期比2.7%増の19.15億円、営業利益が同9.2%増の2.76億円と増収増益で着地した。売上高、各利益ともに第3四半期としては過去最高となった。 通期業績については、売上高が前期比4.4%減の24.22億円、営業利益が同1.4%増の3.60億円とする期初計画を据え置いている。通期計画に対する第3四半期までの進捗率は営業利益で76.7%と順調に推移している。 ■株価動向株価は600円-660円辺りでのもち合いが続いていたが、中国株安の影響からこのレンジを下放れた。ただ、イレギュラーな値動きとなったことに加え、週足の一目均衡表では雲の中での推移となっており、強弱感が対立しやすい水準にある。支持線として意識される26週線レベルでの攻防を見せており、押し目狙いのスタンスになる。 ラジオNIKKEI マーケットプレス『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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建設系産業廃棄物の破砕・焼却など中間処理が主体。白蟻防除や老朽家屋の解体等も手掛ける。電力小売事業は新規開拓推進。建設系リサイクル事業は好調。収集運搬事業は新規取引先が拡大。20.6期1Qは2桁増収増益。 記:2019/11/21