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城南進学研究社 Research Memo(9):新規事業の立ち上げにも積極的

2015/7/17 16:13 FISCO
*16:13JST 城南進学研究社 Research Memo(9):新規事業の立ち上げにも積極的 ■事業部門別動向 (7)新規事業部門の動向 城南進学研究社<4720>は新規事業にも積極的だ。2015年3月期中には、高校生を対象に「城南医志塾」と「城南AO推薦塾」を新規に開校した。また、2015年4月には幼稚園児向け算数教室を開校した。 「城南医志塾」は2015年2月に横浜校を開設した。医学部入学生の約30%がドロップアウトする現状を憂いて、入試合格だけではなく入学後も医師への道を追究できる人材を育成しようという点に特長がある。現時点での入学者数は10名を下回っていると弊社ではみており、計画を下回っていると考えられる。事業として存在感が出てくるには、在籍者数が数十人規模になる必要があると弊社ではみており、それにはまだしばらく時間を要しよう。 「城南AO推薦塾」はAO(アドミッション・オフィス)入試や推薦入試に対応するためのもので、2015年2月に横浜校を開校した。コースは一般大学を目指すコースと、看護・医療系学部を目指すコースに分かれるが、一般大学を目指すコースは順調に入学者数が集まっているもようだ。全大学入学者の43.6%、私立大学入学者の50.7%(いずれも2012年度。文部科学省調べ)がAO・推薦入試経由という現状に照らすと、「城南AO推薦塾」事業が軌道に乗るのは、意外に早い可能性もある。一方で、「城南コベッツ」や「城南予備校」もAO・推薦入試を目指す層をメインの顧客としているため、AO推薦塾との棲み分け方がどうなるのか注目される。その意味では「城南AO推薦塾」の事業モデルの確立には、予想外に時間がかかる可能性がある。 同社は2015年4月、(株)幼児さんすう総合研究所と業務提携し、幼稚園児対象の算数教室「SPICA」を自由が丘とお茶の水に開校した。プリントワークを中心とした詰込型教育とは一線を画し、幼児期にしか身に付かない力を楽しく学んでいくことを目的としている。「くぼたのうけん」など既存の幼児教室の施設を使用するので設備投資負担は小さく、当面は、需要動向の見極めやプログラムのブラッシュアップにフォーカスすることになると考えられ、収益貢献までにはしばらく時間がかかると弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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東京・神奈川地盤の総合教育ソリューション企業。個別指導教室「城南コベッツ」や映像授業専門教室「河合塾マナビス」、乳幼児教室「くぼたのうけん」等を展開。学研HDと業務資本提携。AI活用の業務合理化進める。 記:2024/09/02