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ウィルグループ Research Memo(8):2016年3月期スタート時における新事業

2015/7/9 17:20 FISCO
*17:20JST ウィルグループ Research Memo(8):2016年3月期スタート時における新事業 ■2015年3月期のトピックス 2015年3月期中のトピックスではないが、2016年3月期のスタートから新事業の進出が複数、発表されている。特にASEANでの事業展開に関するトピックスが目を引く。以下に説明する。 「ムロドーとの資本業務提携」 2015年4月に(株)ムロドー(代表取締役社長 飯田啓之(いいだのぶゆき)氏、本社:東京都港区)と業務資本提携した。ムロドーが発行する新株72株のうち12株をウィルグループ<6089>が引き受ける。これにより、同社はムロドーの発行済み株式の2.5%を取得することになる。 ムロドーはWebサービス・スマートフォンアプリの企画・設計・開発・運用を行っており、海外ではベトナムとタイに子会社を持つ。同社は一定以上の規模で事業を展開している点に着目し、出資を通じてムロドーの事業運営ノウハウを取得することを当初の目的としている。将来的には、両社で組める部分は組みながらビジネスノウハウを活用してASEAN地域全体に事業を広げて行く。 なお、ムロドーは2006年4月に設立、資本金は2,000万円で、国内の従業員は13人。業績は明らかにされていない。 「コーポレートベンチャーキャピタルの設立」 2015年4月にコーポレートベンチャーキャピタル「ウィルグループインキュベートファンド」を設立した。分野を問わず、成長性の高いスタートアップベンチャーを対象に投資し、人材供給や共同でのサービス開発、プロモーションの協力などを行い、成長を支援する。BMGでの新規事業創出に加えて、ベンチャーキャピタルを通じて新規事業を発掘するのが目的である。投資先に対しては、成長後に株式売却を行うか、グループの傘下に組み入れるかどちらかにする。 出資総額は最大3億円で運用期間は2024年12月31日までとなっている。運営はフューチャーベンチャーキャピタル<8462>(代表取締役社長 今庄啓二(いましょうけいじ)氏、本社:京都市中京区)が行う。 6月には早くも第1弾の投資先が決定した。東南アジアに旅行する日本人向けに旅先の現地の人々と交流できるマッチングサイトを運営する(株)Travee(トラヴィー)(代表池田賢一(いけだけんいち)氏)に出資する。日本人旅行者はマッチングサイトを通じて現地の「ホスト」が企画するツアープランに参加し、同時に人的な交流を深める。 「ミャンマー進出」 15年6月にシンガポール子会社を通じてミャンマーに現地法人「GJC Myanmar Ltd.」(資本金:5万米ドル) を設立した。現地企業を対象に人事面を中心とした経営コンサルティング、イベント企画、Webサイトの制作・運営、ビザ申請業務などを行う。また、新会社は現地で人材紹介事業を行っている「Dream Job Myanmar Ltd.」と業務提携し、顧客を開拓する。ミャンマーは確かに今後の経済拡大が見込まれるが、市場開放が始まったばかりであり、情勢は流動的である。そのような市場に進出したのは、現地に赴任した社員が強い志をもって事業提案を行ったのがきっかけだったと言う。もちろん、将来の経済成長と、同地で培ったノウハウをASEAN全体での事業展開に活かすという経営上の目的も大きいが、社員の強い意志を尊重し、やらせてみるという社風にも注目すべきであろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《SF》
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