マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/7 5:31:30
9,327,634
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

エイジア Research Memo(3):前期の減益は戦略的に進めた人員増が要因

2015/7/3 17:39 FISCO
*17:39JST エイジア Research Memo(3):前期の減益は戦略的に進めた人員増が要因 ■業績動向 (1) 2015年3月期の連結業績概要 5月11日付けで発表された2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.4%増の1,031百万円、営業利益が同26.3%減の178百万円、経常利益が同24.2%減の181百万円、当期純利益が同16.7%減の108百万円と増収減益決算となった。消費増税の影響により、同社が主力顧客とする小売・サービス業界のIT投資姿勢が慎重となり、主力の「WEBCAS」シリーズの中でも規模の大きいライセンス販売が減少したこと、また、2014年3月期後半より戦略的に進めてきた人員の増強に伴って、人件費が増加したことが減益要因となった。事業セグメント別の動向は以下のとおり。 (2)アプリケーション事業 アプリケーション事業の売上高は前期比3.5%減の855百万円、セグメント利益が同15.2%減の373百万円と減収減益となった。売上高で減収となるのはリーマン・ショックで投資が冷えこんだ2009年3月期以来のこととなる。 エイジア<2352>の売上高の内訳を見ると、クラウドサービスは前期比10.5%増の554百万円と増収基調が続いたものの、クラウドの中では大型案件となるSaaSサービスの新規案件が減少したことに加えて、大規模案件となるライセンス販売収入が前期比37.6%減の137百万円と大きく落ち込んだことが減収要因となった。 セグメント利益率は、売上高が減少したことに加えて人件費が増加したことに伴い、前期の49.7%から43.7%へ低下した。 (3)サービスソリューション事業 サービスソリューション事業の売上高は前期比48.7%増の175百万円、セグメント利益は同58.0%増の13百万円となった。2013年10月に子会社化したFUCAの業績が年間でフル寄与したことが売上高、利益の増加要因となっている。とりわけ、FUCAと協力して推進したコンサルティングサービスは前期の46百万円から91百万円と順調に拡大した。 FUCAは企業のWebサイトやメールマガジンの戦略立案、企画・制作、分析サービスを行っており、特にWebサイトへのアクセス数をいかに高めていくかといった提案力やWebのデザイン力などにおいて強みを持つ会社で、同社とのシナジー効果が着実に出てきている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
関連銘柄 1件
2352 東証プライム
880
9/28 15:00
+5(0.57%)
時価総額 3,519百万円
企業向け電子メール配信システム大手。エンタープライズ・ソフトウェア事業、デジタル・マーケティング運用支援事業等を展開。クラウドサービスのWEBCASスタンダード版は売上堅調。23.3期1Qは小幅増収。 記:2022/08/31