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エイジア Research Memo(1):増収増益基調へ回帰、マーケティングオートメーションに注力

2015/7/3 17:34 FISCO
*17:35JST エイジア Research Memo(1):増収増益基調へ回帰、マーケティングオートメーションに注力 エイジア<2352>は、企業向け電子メール配信システムの大手で、電子メール配信システム「WEBCAS e-mail」の処理能力は業界トップクラス。売上高の過半はクラウドサービスを中心としたストック型ビジネスとなっており、収益の安定性が高いこと、また無借金経営で高財務体質であることが特長となっている。子会社で、企業のWebサイトやメールマガジンの企画制作、コンサルティングサービスを行う(株)FUCAを持つ。 2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.4%増の1,031百万円、営業利益が同26.3%減の178百万円と増収減益決算となった。消費増税の影響で主要顧客である小売・サービス業界の投資意欲が鈍く、大型案件の受注が低迷したことに加えて、人件費の増加が減益要因となった。 2016年3月期は売上高が前期比9.6%増の1,130百万円、営業利益が同23.2%増の220百万円と増収増益に転じる見通しだ。主力の「WEBCAS」シリーズについてはクラウドサービス、ライセンス販売ともに2ケタ増収を見込む。クラウドサービスでは既存顧客のアップセルに加えて、休眠顧客の掘り起こしにも取り組んでいく。また、5月には新製品として「WEBCAS SMS」(SMS配信システム)と「WEBCAS CRM」(顧客管理システム)の販売を開始し、更なる売上の拡大を目指していく。また、今期は「複雑化したデジタルマーケティングを世界一カンタンに、確実に!」をコンセプトに「WEBCAS マーケティングオートメーション(仮称)」の開発にも注力し、今後成長が見込まれるBtoC分野におけるマーケティングオートメーション市場の開拓を進めていきたい考えだ。 株主還元策としては配当性向20%程度の水準を目安に安定配当を行う方針で、2016年3月期は前期比2.0円増配の17.0円(配当性向23.7%)と7期連続の増配を予定している。 ■Check Point ・電子メール配信システムは業界トップクラス ・今期は大型案件の引き合い回復、クラウドも順調に拡大 ・今期も利益の増加に伴って増配へ (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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企業向け電子メール配信システム大手。エンタープライズ・ソフトウェア事業、デジタル・マーケティング運用支援事業等を展開。クラウドサービスのWEBCASスタンダード版は売上堅調。23.3期1Qは小幅増収。 記:2022/08/31