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エレマテック Research Memo(7):今期予想は保守的な印象

2015/6/23 16:11 FISCO
*16:14JST エレマテック Research Memo(7):今期予想は保守的な印象 ■業績動向と財務分析 (1) 2016年3月期の見通し エレマテック<2715>では2016年3月期の業績を、売上高210,000百万円(前期比15.5%増)、営業利益7,450百万円(同1.0%増)、経常利益7,500百万円(同6.0%増)、当期純利益5,400百万円(同5.8%増)と予想している。 売上高のマーケット別内訳を見ると、Digital Electronics部門が14,002百万円(12.4%)増収、Automotive部門が4,113百万円(28.2%)増収、Broad Market部門が10,010百万円(18.4%)増収となっている。液晶を中心としたDigital Electronics部門の伸びが大きい構図は従来どおりだが、Automotive部門の伸び率が急伸しているのが注目される。弊社では2016年3月期から豊田通商とのシナジーが顕在化してきたためとみている。なお、海外子会社の決算期変更に伴って、一部子会社については15ヶ月分を連結する計画だ。この影響がDigital Electronics部門主体(約70%)に売上高を10,000百万円押し上げる。したがって、前期と同じベースの売上高は200,000百万円ということになる。 利益面では営業利益率が3.5%に低下する予想となっている。日本国内の事業が減収減益で営業利益率も1.9%に低下する予想となっており、これが足を引っ張る形となっている。国内事業の減収を予想する背景は、前期に好調であったアミューズメント向け売上高が今期は減少するためだ。しかし液晶など他の分野での需要拡大などの要因を保守的に見込んでおり、控え目に過ぎるという印象だ。 経常利益段階では前期に約400百万円あった為替差損が、今期は想定していないため、前期比422百万円(6.0%)の増益となっている。為替差損益は、親子間の取引に関して生じるもので、主に社内レートと期中平均レートの兼ね合いで損益が生じるため、前期比較で円安となっても差益になるとは限らないことに注意が必要だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02