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ステップ Research Memo(6):上半期は増収減益決算、人件費と教室立ち上げ費用の増加が影響

2015/6/8 16:37 FISCO
*16:38JST ステップ Research Memo(6):上半期は増収減益決算、人件費と教室立ち上げ費用の増加が影響 ■決算動向 (1) 2015年9月期第2四半期累計業績 4月28日付で発表されたステップ<9795>の2015年9月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比3.8%増の4,691百万円、営業利益が同3.2%減の1,109百万円、経常利益が同2.5%減の1,132百万円、四半期純利益が同3.0%減の703百万円と増収減益決算となった。また、期初計画比では、売上高はほぼ計画どおりとなったものの、利益ベースではいずれも若干下回る格好となった。 利益が下振れた要因は、教師を中心に正社員を増員したことで、人件費の増加幅が例年よりも大きくなったこと(前年同期比150百万円増)、また、新規開設校が前年同期の4校(小中学部4校)から5校(小中学部3校、高校部2校)に増えたことで、教室の立ち上げ費用が増加したことなどが挙げられる。 期中の平均生徒数は前年同期比4.7%増となり、小中学部で4.3%増、高校部で6.7%増といずれも着実に増加した。売上高は小中学部が4.4%増の3,879百万円、高校部が0.9%増の811百万円となり、高校部の増収率が生徒数の伸びに対して緩やかになっているが、これは平均単価の低い高校1年生の増加率が高かったためだ。 また、2015年4月末時点で見た生徒数は前年同期比8.4%増となっており、特に高校部の伸びが高くなっている。これは新規開校した2校を中心に高校1年生の入会が好調に推移したことが主因で、高校1年生だけで見ると45.2%の増加となっている。2015年度の高校、大学受験において、引き続き高い合格実績を上げたことが、生徒数の増加に好影響を与えたものと考えられる。 特に、大学受験では難関私立大学の合格者数が大幅に拡大したが、この要因として、同社の学習・進路指導の方針と生徒の考え方が一致してきたことが大きい。同社では進路指導のアドバイザー役となるチューターを各校舎に配置しているが、ここにきてチューターをうまく活用する生徒が増えてきたことが合格者数の増加につながったとみている。プロの教師による教科指導と進路指導のプロであるチューターを揃えることで、相乗効果を生み出しているとも言える。 小中学部の新設校(江田、たまプラーザ、大倉山東)の中では、特に大倉山東校の入会生徒数が好調に推移している。また、高校部の新設校(戸塚、センター南)はいずれも、小中学部が開校している自社ビル内での新設となる。既存の高校部の生徒数の約90%は小中学部からの生徒となっていることから、2校とも今後は順調に生徒数が拡大していくものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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神奈川県内で小学5年生~高校3年生が対象の学習塾「STEP」を展開。県内公立トップ高校の合格実績が強み。質の高い学習指導力に定評。STEPキッズの展開等も。大学受験ステップでは横浜校の満席が続く。 記:2024/08/12