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ダイヤモンドダイニング Research Memo(7):2015年2月期は、売上高と国内営業利益が過去最高を更新

2015/5/28 15:52 FISCO
*15:53JST ダイヤモンドダイニング Research Memo(7):2015年2月期は、売上高と国内営業利益が過去最高を更新 ■決算概要 (2) 2015年2月期決算の概要 ダイヤモンドダイニング<3073>の2015年2月期の連結業績は、売上高が前期比5.3%増の26,079百万円、営業利益が同35.1%増の964百万円、経常利益が同22.9%増の956百万円、当期純利益が同128.3%増の385百万円と、2回の増額修正を伴いながら増収増益となり、過去最高の売上高を更新した。また、立ち上がったばかりの海外を除けば、営業利益(国内)も過去最高となった。 ただ、2回目の増額修正となった業績予想(2014年9月29日発表)との対比で営業利益が若干予想を下回ったのは、大型店舗(ハワイ/ホノルル)の出店時期の遅れや想定外の業態変更(事業譲受により取得した「九州」「九州藩」の8店舗)に伴う費用負担等が想定を上回ったことによるものである。 すべての事業が伸長したが、期初予定を上回る積極的な新規出店(31店舗)に加えて、好調な既存店売上高の伸び(前期比2.4%増)が増収に寄与した。特に、2014年2月期に集約した高収益ブランドの出店拡大による業績貢献が大きかった。 利益面では、予定以上の新規出店や業態変更に伴う費用などがコスト要因となったが、仕入れ先(ビール会社や酒販店等)の集約による原価低減を図ったことに加え、増収によりコスト増加分を吸収したことで営業利益率は3.7%(前期は2.9%)に改善した。なお、当期純利益の伸び率が特に大きいのは、不採算店舗の整理が一巡したことから、減損損失が129百万円(前期は305百万円)と減少したことによるものである。 財務面では、積極的な新規出店により投資キャッシュフローが営業キャッシュフローを上回ったことから、有利子負債が7,863百万円(前期比17.1%増)に増加し、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は22.9%(前期末は23.9%)に若干低下した。一方、資本効率を示すROEは、減損損失の減少を含めた収益力の向上により12.2%(前期は5.8%)に大きく改善している。 事業別の業績は以下のとおりである。 飲食事業は、売上高が19,340百万円(前期比4.2%増)、営業利益が1,674百万円(同10.5%増)となった。高収益ブランドを中心とした国内の新規出店21店舗(退店は11店舗)に加えて、既存店売上高の伸び(前期比1.2%増)が業績の伸びにつながった。一方、海外については、「KOMARS F&B Pte.Ltd.(シンガポール)」の買収(6店舗)を含めた新規出店7店舗(退店なし)により伸長したが、大型店舗(ハワイ/ホノルル)の出店時期が遅れたことから初期費用の影響が大きくなり、約200百万円の営業損失となったようだ。 アミューズメント事業は、売上高が6,684百万円(前期比8.3%増)、営業利益が838百万円(同41.8%増)となった。新規出店3店舗(退店は1店舗)に加えて、好調に推移している既存店売上高の伸び(前期比6.1%増)が想定を大きく上回ったことが業績の伸びに貢献した。 ライセンス事業は、売上高が54百万円(前期比24.7%増)、営業利益が15百万円(前期は52百万円の営業損失)と小規模ながら黒字転換した。新規出店5店舗(退店3店舗)が業績の伸びに貢献した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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ダイヤモンドダイニング、エスエルディー、湘南レーベル等を傘下に収める持株会社。飲食・アミューズメント事業、ホテル・不動産事業を展開。カプセルホテルは営業を再開。26.2期営業利益40億円を目指す。 記:2024/04/30