株～企業情報・おすすめ銘柄

*11:45JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：富士通、コロプラ、Ａｉｍｉｎｇなど 江守ＧＨＤ<9963>：412円（売り気配） ストップ安売り気配。前日、東京地裁に民事再生法の適用を申請、主な事業を興和紡と企業再生ファンドの2社に譲渡するようだ。負債総額は約711億円のもよう。中国子会社で取引先の資金繰り悪化から売掛金の回収が困難となり、12月末で債務超過に陥っていた。足元では事業売却によって法的整理は回避などとも伝わってはいたが、結局、所定の期間を経た後に上場廃止となる見込み。処分売りの動きが殺到する格好に。 富士通<6702>：649円（前日比-144.2円） 売り気配から急落。前日に決算を発表しているが、今期の業績見通しがネガティブなインパクトにつながっている。前期営業利益は1786億円で前期比21％増益、従来予想の1850億円をやや下回った。今期は1500億円で同16％減益の見通し、市場予想は2000億円程度であり、大幅な下振れとなっている。野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ。ドル高ユーロ安の進展に伴う欧州ハードウェア事業の急速な悪化、ハードウェアのコモディティ化などグローバル事業環境の激変などで業績予想を下方修正している。 コロプラ<3668>：2759円（前日比+287円） 上昇率トップ。前日に上半期の決算発表を行っている。営業利益は151億円で前年同期比48％増益、通期予想は300億円を据え置いている。決算数値のインパクトは限定的であるが、説明会を受けて、新タイトルへの期待感などは高まっているようだ。中国の「白猫プロジェクト」が好発進をみせているほか、最新作「バトガール」の初動は「白猫プロジェクト」並みの感触も受けているようだ。 Ａｉｍｉｎｇ<3911>：2129円（前日比+246円） 上場来高値を大幅に更新。15年1-3月期決算と同時に、業績予想の上方修正を発表している。15年1-3月期の営業利益は12.60億円で着地した。また、上期営業利益見通しは従来の9.24億円から18.00億円へ、通期営業利益見通しは19.79億円から28.00億円へと大幅に引き上げた。主力ゲームタイトル「剣と魔法のログレス いにしえの女神」の台湾・香港・マカオでの配信決定なども併せて発表しており、材料視されているようだ。 メガロス<2165>：1993円（前日比+372円） 急伸。野村不ＨＤ<3231>が同社株式を公開買付けすると発表しており、買付価格にサヤ寄せする展開となっている。野村不ＨＤは現在、同社発行済株式の53.87％を保有しているが、普通株式及び新株予約権のすべてを取得し完全子会社化する。同社は本公開買付けに賛同と応募推奨を表明しており、最終的に上場廃止となる予定。買付価格は普通株式1株につき2000円、買付期間は5月1日から6月16日までとしている。 日本ＬＬ<7575>：2230円（買い気配） ストップ高買い気配。15年3月期決算を発表している。営業利益は前期比51.3％増の18.45億円で着地した。16年3月期も営業利益が同51.0％増の27.85億円と大幅増益が続く見通しを示しており、ポジティブ視されている。また、筆頭株主である増本会長の資産管理会社から、保有株式の一部である150万株（発行済株式の13.27％）を公開買付けで取得することも併せて発表している。買付価格は1株1300円としている。 ヤマウ<5284>：357円（前日比+31円） 大幅反発。15年3月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。営業利益見通しは従来の6.30億円から8.00億円（前期は14.36億円）へと引き上げた。大型分割カルバートの開発等プレキャスト製品化の推進による提案力の強化や、製造部門における生産性向上によるコスト削減強化に努めたことが寄与した。期末配当については従来予想の3.00円から5.00円に増額している。 《KS》